イメチェン宣言　ミニスカ美姫

　フィギュアスケート元世界女王で、ここ２シーズンは休養中の安藤美姫（２５）が１７日、東京都内で６月に出演するアイスショーの記者発表に出席。約９カ月ぶりとなる演技で新境地を見せる意欲を示した。

　引き締まった顔や体に順調な調整が見て取れた。「久しぶりなんで変わったなとか、大人っぽくなったなとか、今までと違う印象を持ってもらえれば」。安藤がイメージチェンジを宣言した。

　２度目の優勝を飾った１１年の世界選手権を最後に休養し、今季もコーチ不在などを理由に大会を欠場。１月１日付でトヨタ自動車も退社した。人前での演技は昨年９月のアイスショーが最後。「練習はしていたけど、機会を逃していた」と説明する。

　日本スケート連盟の強化指定を外れており、ソチ五輪出場には全日本選手権の予選から勝ち上がることが必要。それでも来季は試合に出場する意向を示している。

　「シーズン入って１回目でとてもワクワクしている。ショーから学ぶことは多々ある。ほかのアーティストと触れ合って、表現とか新しいアイデアが浮かぶこともある」。競技者として発言も復帰への意欲を物語る。ショーを皮切りに復帰、そして復活へ。安藤のシーズンが始まる。　（高橋雅人）