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【大リーグ】

ブレーブスが13季ぶりの10連勝 ポストシーズン進出確実!?

2013年4月18日 紙面から

◇ブレーブス6−3ロイヤルズ

 “投手王国”再興だ!! ブレーブスは16日(日本時間17日)、地元アトランタでのロイヤルズとの交流戦を6−3で制し、球団としては13年ぶり、今季メジャー最長の10連勝を達成。開幕から12勝1敗は、1994年に同13勝1敗して以来のロケットスタートとなった。この日は5本塁打で打ち勝ったが、チーム防御率1・83は両リーグでダントツのトップ。1990年代に築き上げたメジャー屈指の投手王国に勝るとも劣らない強力投手陣で“勇者の行進”はまだまだ止まりそうにない。

 “野球は投手”の格言通り、ブレーブスが突っ走っている。チーム防御率1・83は、メジャー全体でぶっちぎりの1位。2位のレッドソックスが同2・64だから、そのすごさが際立つ。先発投手陣の防御率1・99、リリーフ陣の同1・47も、ともに両リーグトップ。開幕前はとかく強力打線が話題になりがちだったが、ふたを開けてみれば13試合で計25失点(68得点)の投手陣が快進撃を引っ張っている。

 「うちの打線はどこを取ってもパワーがある。だが、シーズンの最後にものをいうのは投手力だ」。球団公式サイトによれば、ゴンザレス監督は断言し、マクドウェル投手コーチも「できれば、このピッチングを続けたいね」と胸を張った。

 ブ軍ファンにとっては、1990年代の“投手王国”をほうふつとさせる充実ぶりだ。当時はグレグ・マダックス(通算355勝)、トム・グラビン(同305勝)、ジョン・スモルツ(同213勝、154セーブ)と、将来の殿堂入りが確実な“黄金トリオ”を擁し、2005年まで14季連続地区優勝を果たした。この日の開幕から12勝1敗は、投手王国の最盛期だった1994年以来。この年はストライキで通常の162試合ではなく114試合だったが、エクスポズ(現ナショナルズ)に次ぐ地区2位で、ワイルドカード制度がある現在ならば、プレーオフに進出できる計算だ。

 「うちには(ナショナルズの)ストラスバーグやジオ・ゴンザレスのようなビッグネームはいないが、先発ローテの力は変わらない」。ソロ弾5発などの援護を受け、この日のロイヤルズ戦で7イニングを6安打2失点(自責1)と好投したメドレンは、自信たっぷりに語った。“勇者”が本物の投手王国を再び構築するのか、これからも目が離せない。

 

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