【大宮司聡】家庭内で節電すれば携帯電話のポイントがもらえるサービスを、KDDI(au)と住友商事が検討している。今月下旬から6週間、KDDIのスマートフォンを契約する関東地方の約200世帯を対象に実験し、新年度にも事業化する。
家のなかの電気製品にセンサーを付けて、電力使用量を利用者がスマホで確認できる。電力不足が心配される時などに、朝または夕方の3時間に電力を抑えるよう、前日にメールで呼びかける。節電のコツも一緒に伝える。
節電に参加した世帯には「auポイント」を加算する。ポイントは音楽や映像などのコンテンツとの交換や、KDDIの携帯電話の買い替えに利用できる。両社はこの仕組みを、電力使用を抑えたいときに抑えられるシステムとして、電力会社に売り込む考えだ。