牧師が盗撮…トイレに小型カメラを設置

　トイレに小型カメラを設置して盗撮したとして高松南署は１０日、建造物侵入と香川県迷惑行為等防止条例違反の疑いで高松聖書教会牧師の杉原良博容疑者（５８）を逮捕した。逮捕容疑は２月１９日午後１時５０分ごろ、同市内のドラッグストアの男女共用トイレに入り、個室内の洗面台の下にテープで小型カメラを取り付け、県内の女性（５９）を撮影した疑い。

　同署によると、小型カメラは長さ約１０センチの懐中電灯形。同じスペース内にある洋式便器に向けて、洗面台の下に粘着テープで張り付け、利用者の下半身あたりを撮影する仕掛けになっていた。カメラが外れて落ちたのに女性が気付いて発覚した。店内の防犯カメラ映像や、カメラのメモリーを調べたところ、杉原容疑者が浮上した。容疑を認めており、同署はほかにも余罪があるとみて捜査を進めている。

　教会のホームページによると、杉原容疑者は８２年に牧師になった。高松刑務所教誨（きょうかい）師にも携わっているという。