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自分がおかしいと思うことは、他の誰かも必ずおかしいと思っている

2013/04/17


昨日書いた「たかが挨拶ぐらい、できなくてもいいんじゃない?」という記事が、えらい反響が大きいです。

みんな挨拶好きなんですねぇ。特にはてブの人たち、ぼくと同様に挨拶嫌いな人は多いと思ったら、意外と社会性豊かなようで…。


あなたの「おかしい」は、誰かの「おかしい」

この記事を通して伝えたかったのは、「世の中いろんな人がいるし、挨拶ができないヤツは人間的にダメだ、なんて偏狭な価値観は捨てるべきじゃない?」というメッセージでした。賛否両論あれど、ぼくはそう思うので、意見を変えることはございません。そんな変なこと言ってますかね?


実は狙いがもう一つありまして、「自分がおかしいと思うことは、どれだけ反社会的であろうとも、ほかの誰かもおかしいと思っている」というメッセージも伝えようとしておりました。


普通に日本社会で生きていると「たかが挨拶ぐらい、できなくてもいいんじゃない?」という発言はなかなか容認されません。現にぼくも叩かれまくってますし。いやー、ポイズンな世の中です。

しかしながら、ぼくが「たかが挨拶ぐらい、できなくてもいいんじゃない?」と思っている以上、絶対に、ぼく以外の誰かも「たかが挨拶ぐらい、できなくてもいいんじゃない?」と思っている人は存在します。これは断言できます。


実際、現に以下のようなコメントももらっています。もちろん98%はネガティブなフィードバックですが。(なお、特定されると困るかもしれないので、微妙にコメント改変してます。主旨は変えていません)

「挨拶が苦手な人もいると皆で理解しあっている方が、優しい社会だと思う。」

「自閉症の息子を持つ親としては、誰もが生きやすい社会が理想的なので、「挨拶が苦手な人」はしなくても良い社会になるといいと思う。」

「共感。自分のプライドが許さないっていうだけでしょ。」

さあどこに突っ込んでやろうと悪意を持って読んだのにまともなことが書いてあって萎えた。イケダハヤト氏はときどきこういうことがあるから困る。」

よく燃えそう…と思ったけど、わりと良いことを書かれてました。

「たしかに上から目線の物言いでこういうことを言う輩には、挨拶なんぞしたくないというのはわかる。」

すごいですね、「突っ込もうともって読んだけど、まともなことが書いてあった」というのはぼくも予想していない感想です。さすがに、まともな主張ではないと思いますが…笑


ちなみにいいね!も335件付いています。これもまぁ、意外と共感してくれる人がいる証左といえるかもしれません。

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「こんなこと思うのは自分だけ?」という呪縛から解き放たれよう

ちょうど先日、次に出る書籍(仮題「旗を立てる—ハチロク世代の生き方・働き方」)をテーマに、ヒカリエでトークイベントをしてきました。その際に出てきた質問で、次のようなものがありました。

私は海外で生活してきて、日本に戻ってきたのですが、日本だと何をやるにも「空気を読め」と言ってくるのがおかしいと感じています。でも、周りにそれを伝えても、「それが日本だから」と言われてしまうんです。何だか私のわがままで、そういう社会をつくりたいというのは、自己満足な気がしています。どうすればいいのでしょう?

実に象徴的です。これ、すごくもったいないと思うのです。

ぼくの周りでも、特にアメリカに住んだ経験がある方は、日本の「空気を読め」文化に対する抵抗感を、非常に高い確率で抱いています。とりあえず、間違いなくこの人だけじゃないです。あなたが「日本は空気を読め!という圧力が強すぎる」と叫ぶことは、社会的な意義すらあります。

このような方に対しては、「自分がおかしいと思うことは、他の誰かも必ずおかしいと思っている」と強く伝えたいです。それは傲慢かもしれませんが、実際、ぼくの記事が証明している程度には、真実でもあります。

ウェブをうまく活用すれば、必ず、共感する第三者とつながることができます。その主張や思いや、どれだけ異質のように思えても。「たかが挨拶ぐらい、できなくてもいいんじゃない?」という記事は、そのデモンストレーションみたいなものです。


まず伝えたいことは、「あなたがおかしいと思うのなら、他の誰かもおかしいと思っています。主張によっては炎上確実ですが、勇気をもって発言しましょう」ということ。恐れることはありません。


もう一つ伝えたいのは、「たかが挨拶ぐらい、できなくてもいいんじゃない?」という主張にどれだけ反感を覚えようが、こんな主張でさえも、共感する人が世の中に存在するということ。世の中はそれほどにまで、多様なのです。

性器を調理するイベントがツイッターで実現されたように、これからは異質なコミュニティが無数に登場してきます。倫理や法律の限界に挑戦するようなコミュニティも現れてくるでしょう。それらの異質な人たちに対して、ぼくらはどう向き合うべきか、それを考えなければなりません。

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というわけで、たかが挨拶ぐらい、できなくてもいいんじゃない?というネタを、引きつづき料理してやってください。反応は見ておりますので。


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