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前広島市長にドイツの平和賞4月17日 7時1分
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世界平和に大きな貢献をした人に贈られるドイツの「オットー・ハーン平和メダル」の受賞者に広島市の秋葉忠利前市長が選ばれ首都ベルリンでメダルの授賞式が行われました。
「オットー・ハーン平和メダル」はウランの核分裂を発見しノーベル化学賞を受賞する一方、平和活動にも取り組んだドイツのオットー・ハーン博士にちなんでドイツ国連協会のベルリン・ブランデンブルク支部が1988年に創設しました。
ことしの受賞者には、広島市の前の市長で、世界5500余りの都市が加盟する「平和市長会議」の会長として2020年までの核廃絶を呼びかけてきた秋葉忠利氏が選ばれました。
日本人の受賞は初めてです。
授賞式は16日、ベルリンで開かれ、ベルリン市の市長が秋葉氏の長年にわたる世界平和への貢献をたたえ、メダルを授与しました。スピーチをした秋葉氏は、「多くの被爆者たちは、長年にわたる後遺症に苦しみながらも、核兵器のない世界を実現するために努力を続けている」と述べ、核廃絶に向けた取り組みへの支援を訴えていました。
授賞式のあと、秋葉氏は、「核の保有国やこれから核を持とうとしている国のリーダーには一度、広島に来てもらいたい。それをきっかけに新しい時代について考えてほしい」と話していました。
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