東洋経済の特集がすばらしい!なんと異例の「NPOでメシを食う!」というテーマを扱ってます。ホント最近エッジ立ってますねぇ。関連記事:「東洋経済」が最近熱いぞ
「かものはしプロジェクト」の平均年収は約450万円
あんまりこういう情報を際立たせるのもアレですが、日本でもNPOが就職先として十分ありえることを示すために、あえて強調しておきます。書中ではNPO「かものはしプロジェクト」の平均年収は約450万円と報告されており、一般企業と比べても見劣りがしない職場であることが明らかにされています。
「年収300〜400万円もらえるNPOが増えている。事業モデルをしっかり確立し、収益を上げているためだ」と、ETICの佐々木健介氏談。海外では普通に年収1,000万円クラスのNPOもあるといいますから、ようやく追いついてきた感がありますね。
このブログを読んでいる人にはよもやそんな価値観の人はいないと思われますが、「NPOが高収入なんてけしからん!社会貢献は無償であるべきだ」という批判意識は、未だに日本社会に根強く残っているようです。
そんなくだらない美意識を掲げていたら、日本社会は早々に崩壊するでしょう。優秀な人材が、社会的な課題を解決するNPOへ参加することをためらうようになりますから。社会変革を加速するためには、ガンガン年収を上げて、もっともっと優秀な人材が流れ込むようにすべきなのです。
他の報道でもある通り、着々と変化は起きています。
NPOへの就職、希望する若者が増加 多彩な活動で人気 :日本経済新聞
とはいえ、米国の状況に比べると、日本はなかなか悲しい状況です(「日本には「志」の受け皿がない—日米・人気就職先ランキングから考える」)。もっともっと煽っていかないとダメですね。微力ながら、マーケター、メディア運営者として支援しておりますので、寄付集めやソーシャルメディア活用、広報などでNPOの方はお気軽にお声掛け下さいませ(nubonba@gmail.com)。
また、最近「NPOに入社するか、大企業に入るか、迷っているんです」という相談を立て続けにいただきました。
どうせ若いうちは年収なんて低いんですから、官僚的な大企業に入るよりも、ビジョン・ミッションが強力に定められ、フレキシブルに力を発揮できる「NPO」を就職先として、ぼくはおすすめします。
とはいえNPOといっても千差万別ですので、具体的に悩まれているようでしたら、こちらも可能な範囲でご相談に乗ります(nubonba@gmail.com)。
散文的な記事になってしまいましたが、東洋経済でこんな特集が出るようになるとは、何だか一人で勝手に興奮しております。かなりリアルな実情が書かれておりますので、ぜひ手に取ってみてください(宣伝ではないですが、ぼくもちょい役で登場してます)。