'13/4/17
アニメ作家を客員教授に
比治山大短期大学部(広島市東区)は本年度、アニメーション作家で東京芸術大大学院教授の山村浩二さん(48)=東京都=を美術科の客員教授に招く。地元在住の漫画家2人も非常勤講師に就く。アニメーションの国際映画祭や市立の漫画図書館がある広島の特色を生かし、地方発の人材を育てる。
世界4大アニメーション映画祭でグランプリ受賞歴を持つ山村さんは、年2回程度の特別講義をする。学生だった1985年の第1回から広島国際アニメーションフェスティバルに参加しており、「作家を目指す原点となった広島で、若い才能が育つ一助を担うのはうれしい」と語る。
非常勤講師は東広島市の村上たかしさん(48)と広島市西区の西島大介さん(38)。西島さんは、出版社の企画で漫画家の「学校」を共同運営するライターさやわかさん(38)=東京都=と講義する。
寺田勝彦短大部長は「第一線の作家の協力を得て、国際的な視野を持ち、新たな表現方法を学んだ人材を育てたい」と話す。同科は2012年度の再編でアニメーションや漫画に関する2コースを新設。西区出身の漫画家こうの史代さん(44)が客員教授に就いている。