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アルカイダが雑誌発行、爆弾製造など「便利なスキル」を公開

  • 2010年07月12日 20:35 発信地:ドバイ/アラブ首長国連邦
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アルカイダ系武装勢力の「アラビア半島のアルカイダ(Al-Qaeda in the Arabian Peninsula、AQAP)」が発行した雑誌「インスパイア(Inspire)」の表紙(2010年7月12日撮影)。(c)AFP

【7月12日 AFP】自宅で爆弾を作る方法や、ジハード(聖戦)用の荷造り、それに暗号文での通信方法などを知りたいと思ったことはないだろうか?

 国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)が11日に発行した英語の雑誌「インスパイア(Inspire)」に、その答えはすべて載っている。

 米民間情報機関サイト・インテリジェンス・グループ(SITE Intelligence Group)によると、雑誌を発行したのはイエメンを拠点とするアルカイダ系武装勢力の「アラビア半島のアルカイダ(Al-Qaeda in the Arabian PeninsulaAQAP)」。SITEはウェブサイトで全67ページの全文を公開している。

 雑誌には、AQシェフと名乗る著者による「ママの台所で爆弾をつくろう」という記事や、「ジハードで起きること」という記事とともに荷造りリストなどが掲載されている。

■爆弾をつくろう

「爆弾をつくろう」の記事は、「われわれのもとを訪れる困難を取り除き、あなたの自宅で軍事訓練を行えるようにする」ことを目的に、「欧米のイスラム教徒」に宛てられている。

 砂糖とマッチの芯、パイプ、クリスマスツリー用の電球、バッテリー、時計で爆発物を製造する方法が詳述され、「1~2日で作った爆弾は10人以下を殺害することができるが、1か月かけて作った爆弾では数十人を殺害することができる」と説明されている。

■ジハードで起きること

 記事「ジハードで起きること」には、外国で戦闘に参加することを決意した人に向けたアドバイスが書かれている。

 まず、「どのジハードの地を訪れる場合にも、地元言語を流ちょうに話せることが重要である」。また、「ジハードの際には、荷物を軽くしなければならない」。さらに、「頑丈なバックパックにすべき」で、「体をきれいにするグッズ」や「柔軟性のあるブーツ」を持ってくるべきだとのアドバイスが続く。

 MP3プレーヤーやPCも持参することは可能だが、SIMカード付きの携帯電話は「危険」。カメラ撮影は許可無く行うべきではないとのアドバイスも述べられている。(c)AFP/W.G. Dunlop

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