「セシューム問題の風評被害」に加えて、「鮭の孵化場の問題」があります。追い詰められる被災地漁師。〜 【岩手本県農水産物も賠償対象に原発風評で文科省審査会】〜 何度も陳情してやっとです。
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ようやく、原発風評で文科省審査会が認めました。
これまで、何度も「岩手県漁民組合」などを通じて、国会、霞ヶ関に陳情、請願してきました。
↓↓水産庁での「岩手県漁民組合」陳情、請願の時 マダラ、スズキなど自粛した時期もありますし、価格が安い。 算定が難いと言っていましたが・・。ようやくですね。
しかし、これでセシュームの風評被害が解決する訳ではありません。
仮に、また福島原発で何かトラブルが発生すれば、また、出てくる問題です。
廃炉まで、２０年と言われていますが、核燃料の取り出し、そして、中間貯蔵するまでは、放射線が拡散される危険性は極めて高いと考えるのが普通でしょう。 これも、長い年月です。 ↓↓福島原発、４号機。壊れそうな建家の中に、多くの核燃料棒が入っています。
震災から２年。せっかく苦労して「漁師復活」した矢先に、原発事故でセシュームが魚で検出されて。漁師にとって死活問題となっていました・・。
↓↓僕の「第十八 みさご丸」の進水。ここまでの苦労は大変なものでした。 ↓↓漁を復活したはいいが、海底は瓦礫だらけ、また、昨年から潮の流れも変で水温も異常に高い。 不漁の１年でした。 以下の記事は、 行政もマスメディアなどは、全く伝えていないことです。 一般の方々には、全く理解されていません。しかし、これも、原発風評被害と並び、大きな問題なのです。 最近のメデイアは、このような大きくて、深刻な問題を取り上げないのです。行政側にも、この深刻な事を理解してるようにも感じません。 このことも、含めてこれからどうするのか・・？ 疑問を投げかける必要があります。 岩手の場合、北海道に継ぐサケの生産拠点で、サケに依存しています。
本州でトップでした。そこで、大きな問題が浮き彫りなってきています。
被災地の主要魚種である鮭の問題です。 津波で海に近い施設の「サケの孵化場」が岩手、宮城でほぼ全滅しています。
３．１１の年は放流寸前にやられています。 ↓↓津波で崩壊した、サケ孵化場（岩手県田野畑村明戸 ２０１１、４，３日撮影）
四角の縦長の孵化場のカラになった生育の池です。 すると、こういう問題があります。 例え、来年の孵化シーズン（１１月〜１２月）に仮に全部の孵化場が復旧して、孵化して、放流したとしても・・。
サケが回帰してくるのは、４年後です。つまり、２０１１年から放流してない事になりますので、もう来年からその影響は出てきます。そして、全く放流してない時期が３年。 孵化場が復活してから、４年。 合計で７年間サケが全く来ない期間が生じます。 その間、どうやってくいつなぐのか・・・・。
更に、サケが４年間育つオホーツク海など温暖化で、回帰率は震災前から悪化していました。２０年前は、回帰率５%だったのが、最近では１%と程度まで落ちています。 そのくらい、温暖化による、海の変化はあります。 7年は長すぎます。難しい問題ですね。 ↓↓鮭の大型定置網の漁の様子。
セシューム問題の風評被害に加えて、このサケの問題。 僕自身は、サケは震災前に既に止めていましたので、あまり影響はないのですが、サケを専門に捕る、「大型定置網」、「サケ延縄」などをやってる漁師は、この原発問題も抱えながら、恐らく「漁師を廃業」する人も出てくると思います。 これは、漁師だけでなく、水産加工、冷凍、運輸など広く影響が出るのも、必至です。７年間は長すぎます・・。 ここでも、水産庁の復興支援策は、チグハグであると感じるのです。 「鮭孵化場の復旧を優先」にすべきだったのです。 このように、被災現場では水産業にかかわらず、想定していなかった事が、度々おきます。 風評被害を認定したと言っても、漁師を継続出来る金額ではないでしょう。 過去の記事。
昨日は、「岩手県漁民組合」で水産庁に被災地漁師たちの声を訴えました。一定の成果はあった。今がチャンスの時と捉えて行動するしかないのでしょう。 2012/7/13(金) 午前 11:25↓↓国会、議員会館、そして霞が関に・・。「岩手県漁民組合」陳情、請願の時。 ↓↓マダラ。 青森のマダラ。セシューム検出。 出荷制限を指示〜 原発の放射能漏れは、非常に困った問題であり、宮城、岩手の被災地の復興を妨げる厄介な問題です。 ここで、漁師として生きていけるのか・・・？ 2012/8/28(火) 午前 7:12↓↓ラタ延縄の投縄の様子。
原発事故でセシュームが魚で検出。せっかく苦労して「漁師復活」した矢先〜漁師にとって死活問題。今はとにかく自分の将来を真剣に考えないといけない場面に入っています。 2012/9/5(水) 午前 11:42http://blogs.yahoo.co.jp/sasaootako/61768083.html↓↓ラタ延縄の投縄の様子。 などなど、関連記事はまだありますが・・・・。
今はとにかく自分の将来を真剣に考えないといけない場面に入っています。
「どうするのか？」不安だらけの、被災地の漁師の想いです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【岩手本県農水産物も賠償対象 原発風評で文科省審査会】
岩手日報 2013年1月31日
文部科学省の原子力損害賠償紛争審査会は３０日、東京電力福島第１原発事故による農林水産物への風評被害について、損害賠償の対象を福島県以外の東北地方などにも広げることを決めた。
審査会によると、消費者の買い控えによる減収だけでなく放射性物質検査などの追加費用も賠償の対象とする。文科省の担当者は「生産者が風評被害を証明する負担が軽減される」としている。牛肉以外の農産物の風評被害に対する賠償は、これまで東北では福島県しか対象になっていなかった。
主な対象物は、岩手、宮城両県で生産された茶と畜産物以外の農産物。宮城と東京都の茶と、北海道と青森、岩手、宮城３県の水産物も対象となる。汚染飼料の流通による風評被害が確認された岩手、宮城、群馬３県の牛乳と乳製品も加わった。
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車で、出て海を見て・・。ビックリ・・。シケになっていました。
昨夜、かなり沖で北風が吹いたのでしょう。これから、南風に変わります。
なので、昨日獲ったタコ、小魚を魚市場に水揚げして。船にイカリ綱を張ってきました。
明日、あさってにかけてもっとシケます。今日から３〜4日は、でられないでしょうね。残念ですが、自然には逆らえませんから・・。
折角、いいところに網が入って、型のいいタコが来てたのに・・。
残念です。漁休みの時間がもったいないですね〜〜。
2013/2/1(金) 午後 3:40
この記事は、行政もマスメディアなどは、全く伝えていないことです。
一般の方々には、全く理解されていません。しかし、これも、原発風評被害と並び、三陸で鮭が捕れない事は、大きな問題なのです。
最近のメデイアは、このような大きくて、深刻な問題を取り上げないのです。
行政側にも、この深刻な事を理解してるようにも感じません。
このことも、含めてこれからどうするのか・・？
疑問を投げかける必要があります。やはり、暫定的でも、「漁業権の緩和」をしてもらわないと・・・。生き残れる漁師、水産業界はそうはいないと思います。
2013/2/1(金) 午後 3:41
セシューム問題の風評被害に加えて、このサケの問題。
僕自身は、サケは震災前に既に止めていましたので、あまり影響はないのですが、サケを専門に捕る、「大型定置網」、「サケ延縄」などをやってる漁師は、この原発問題も抱えながら、恐らく「漁師を廃業」する人も出てくると思います。
これは、漁師だけでなく、水産加工、冷凍、運輸など広く影響が出るのも、必至です。７年間は長すぎます・・。
ここでも、水産庁の復興支援策は、チグハグであると感じるのです。
「鮭孵化場の復旧を優先」にすべきだったのです。
2013/2/1(金) 午後 3:41
鮭の孵化場が。。知りませんでした。
心の隅で想像はしていたかもしれません。
さるが言っていたのを思い出しました。
「さけもさけの赤ちゃんもながされちゃったのかな。。。」
福島の沿岸部の川にも鮭が遡上してきていました。
幼少の頃、鮭のテーマパークが大好きで、「よねんごにあいにきてね〜ばいば〜い」と
稚魚の放流を何度もしていました。
子供の方が自然の摂理を知っているような気がします。
北海道の孵化場から支援等していただけないか問い合わせてみようと思います。
2013/2/1(金) 午後 11:44 [ たかみつ ]
今晩は。
記事を転載させて頂きます。
2013/2/2(土) 午前 2:22 [ 流離のｊｉｍｎｙ（＾＾）。 ]
行政は広い視野に立っての復旧復興施策プランがなぜたてられないのでしょうね。生活者の視点でちょっと本気になって考えれば予測できる状況ばかりですね。7年間ですか…腹立たしいいですね。
2013/2/2(土) 午前 11:24 [ 鈍歩のばぶ ]