地震 パキスタン側で34人死亡4月17日 4時36分
イランとパキスタンの国境付近で日本時間の16日夜起きたマグニチュード7.8の地震ではこれまでにパキスタン側で34人が死亡し、両国政府は詳しい被害状況の把握を急いでいます。
アメリカの地質調査所によりますと日本時間の16日夜7時44分ごろ、イランとパキスタンの国境付近でマグニチュード7.8の大きな地震がありました。
震源地は、パキスタンとの国境に近いイランのシスタン・バルチスタン州の主要都市ザヘダンの南東およそ190キロで、震源の深さはおよそ82キロと推定されています。
パキスタンの軍や警察によりますと南西部バロチスタン州で数百棟の建物が倒壊し、これまでに34人が死亡、80人以上がけがをしました。
パキスタン軍は被害が最も大きいとみられる国境付近の山岳地帯にヘリコプターで医療部隊などを派遣して救助活動を進めています。
一方、イランの各メディアは南東部のシスタン・バルチスタン州で27人がけがをしたと伝えました。
また、国営テレビは震源地から80キロほど離れたハッシュという町で女性1人が死亡したという地元の州当局からの情報を伝えています。
現場はイランとパキスタンの国境付近の山岳地帯で電話がつながりにくい状況が続いているほか、停電が起きている地域もあり、両国政府は詳しい被害状況の把握を急いでいます。
パキスタンでは、震源に近いイランとの国境付近で数百棟の建物が倒壊し、これまでに34人が死亡、80人以上がけがをしていて、パキスタン軍が救助活動に乗り出しています。
パキスタン軍によりますと、被害が最も大きかったとみられるイランとの国境付近の山岳地帯にヘリコプターで医療部隊などを派遣して救助活動を進めています。
現地では、家を失って寝る場所がない人たちが大勢いるとみられることから、大型のテントを張る作業が行われているということです。
南西部バロチスタン州の警察は、NHKの電話取材に「数百棟の建物が倒壊したが被害が最も大きかったとみられる国境付近は電話が通じにくく被害の全容は分からない」と話しています。
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