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特産の「花見かき」震災後初水揚げ4月11日 12時19分
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東日本大震災の津波ですべての養殖施設が流された岩手県宮古市特産の「花見かき」が、震災後初めて水揚げされました。
花見の時期に出荷される「花見かき」は、普通のかきの3倍ほどもある大きな身と濃厚な甘みが特徴ですが、東日本大震災の津波ですべての養殖施設が流されました。
取引先の宮城県の業者から津波の被害を免れた稚貝を譲り受けて震災発生の4か月後に養殖を再開した養殖業者の1人、山根幸伸さん(56)は、2年近くかけて育てた花見かきを水揚げしました。
山根さんの養殖施設では、養殖に使ういかだなどがまだ完全に復旧していないため、ことしの水揚げ量は震災前の4割ほどにとどまっていますが、例年よりも身が大きいということです。
このあと、山根さんは一つ一つ大きさを確認しながらかきの殻に付いた汚れを落としていました。
山根さんは、「皆さんの励ましもあって予想以上に早く出荷できることになり、よかったです。花見かきを食べてもらって皆さんに元気になってほしい」と話していました。
花見かきは、来月初めごろまで盛岡市や宮古市など岩手県内に出荷されることになっています。
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