35歳を過ぎてもバツなし独身男性にありがちな「重大な欠陥」って？

【相談者：20代女性】
先日の女子会で、35歳を過ぎても独身である男性は、なにか女性に言えない重大な欠陥があるのではないかという話になりました。これは女性の偏見であり「重大な欠陥」などないと、私は思いたいのですが、ミクノさんはどう思いますか？

「人はみな変態」と思えば35歳独身男性はかわいい。

こんにちは。既婚のミクノです。

よかった、結婚しておいて……と、正直思いました。見方によっては、35～38歳くらいで独身であれば、「重大な欠陥」とやらがあるふうに見えるのかもしれませんね。こういうのは、その彼ご本人に「なにか重大な欠陥があるのですか？」とは聞けないですしね。

どんな欠陥（？）があるのか、男として推測してみましたので、以下のような可能性を秘めた男性ではないかと、いろいろ観察をしてみるとおもしろいかもしれません。

（１）実はバイセクシャルである

最近、バイセクシャルの男性が増えているのかもしれないなと思うことは、男性として多々あります。これは突き詰めて言えば、美意識の問題ですし、どこまで潔癖症かにもよると思うので、ぼくはバイセクシャルの男性にも理解を示しますが、女性はおおいに戸惑うでしょうね。

たとえば、缶ジュースを回し飲みすることに抵抗を感じる男性（極めて潔癖症）とか、わりと女性なれしていない男性って、もしかすればバイセクシャルなのかもしれません。

（２）人に言えない性癖がある

脚フェチとかストッキングフェチであれば、そういう男性の相手をするのに疲れる女性もいるかと思います。あるいは1回の情事に洗濯バサミを10個以上使用しないとイケナイという男性だっています。

性癖を正直に見せ合うのは、カップルにおいて非常に大切なことであると、ぼくは個人的に考えるのですが、なかなか言い出せない男性も多いのでしょう。

（３）実はキレたらDV男である

これはそうですね、たとえば泥酔するまでお酒を飲ませてみたら、案外わかるかもしれません。実はDVが原因で、いつまで経っても結婚にたどり着かない男性というのは、女性からすれば厄介でしょうね。

（４）無類のマザコンである

親兄弟のことをそれとなく聞けば、わかるかもしれません。

「欠陥」と「その人らしさ」の狭間で

ご質問者が女性なので、何気なく質問の文面に「男性の欠陥」と書いているのだと思いますが、男の肩を持つ発言をさせていただくなら、欠陥というよりも、その人らしさでしょう。

人の人格の本質は理性に宿るわけではなく、下半身に宿るわけですから（ぼくは少なくともそう感じています）、下半身の特性上、35歳を過ぎても結婚にいたらないというのであれば、ぼくは男として理解できます。

しかし、そのへんを理解できない女性も多いとは思います。マジメな話、以前はカップル喫茶で男女が互いに性癖を見せ合い、意気投合し、結婚したというカップルもたくさんいたと聞いています。

恋愛に「ふつうでないといけない」という考え方を持ち込むから、おかしくなるのだろうと思います。「人はみな変態」。こう思っておけば、35歳独身男性だって、かわいいものです。まあDVは別ですが。

●ライター／ミクノトモ（コミュニケーションデザイン専門家）