悪徳医師高須クリニックの実態

(平成15年11月4日)
差出人:  花田 礼  

 「高須クリニック」は郷ひろみを使い宣伝を行っている他、地方のローカルテレビで 「美しくなりま専科」という番組に出演している。 しかし、1998年に、実母が同 人の雇用している経理事務等責任者と共謀、診療収入の一部を除外し3年間で約9億 円を脱税した最高裁で罰金2億円の判決を受けた名古屋市の高須克彌(高須クリニッ ク)医師に医業停止1年の処分が下されている。 また、これ以降にも次のような社会 的問題を引き起こしている。
●高須クリニックが4億円追徴2億円名古屋国税局 
美容整形外科大手「高須クリニック」(本部・名古屋市中村区)の高須克弥院長
(58)が名古屋国税局の税務調査を受け、01年までの7年間に約4億7000
万円の申告漏れを指摘されたことが分かった。 国税局はこのうち約2億円につい
て、関連会社を使って架空の経費を計上するなどした悪質な所得隠しと認定。重加
算税を含め約2億円を追徴課税し、高須院長は修正申告に応じている。

関係者によると、高須院長は関連会社に患者の相談、受付業務の一部を委託。同社  
に委託料を支払っていたが、委託料を水増しして支払うなど架空の経費計上を行って
所得を隠していた。 また、テレビCMの経費約2000万円を広告代理店に前倒し
して  請求させるなどして所得を少なく申告していた。

民間信用調査機関によると、高須クリニックは76年11月に開業し、東京、大阪な
ど全国8カ所に診療所がある。 01年12月期の売り上げは約41億円。 高須院長
は90年に約8億7000万円を脱税したとして母親とともに所得税法違反の罪に問
われ、9 7年に有罪判決が確定している。 【遠山和彦】
[毎日新聞3月7日] ( 2003-03-07 )

●「ずさん診察」高須クリニックに賠償命令 東京地裁 
「豊胸手術で切開場所を誤り、目立つ手術痕が残った」として、神奈川県内の女性
(37)が、東京都内の美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長に約900万円
の損害 賠償を求めた訴訟で、東京地裁は30日、医療ミスを認め297万円余の支
払いを命じ た。 前田順司裁判長は「短時間で次々と措置を行う効率重視の方法が、
切開位置を 誤るという単純ミスの原因。 ずさんな診察の責任は重い」と指摘した。

判決によると、女性は01年10月、高須院長の執刀で手術を受けた。 胸は大きく
なったが、右胸の手術痕は腕を下ろせば隠れるものの、左胸の傷跡は腕を下ろして
も大部分が見えたままで、ノースリーブの服では隠れない状態になった。

判決は、女性の抗議に対し、病院側が傷跡を確認せず顧問弁護士任せにしたことや 
 、高須院長が提訴を「金目当て」と発言したことについて、「医師としての責任に
欠け、患者への配慮がまったくみられない」と批判した。
【小林直】 [毎日新聞7月30日] ( 2003-07-30)
このような悪徳医師は生ごみ以下の存在ではないだろうか。