これから増える?トンデモ時代劇への賛否両論
「大岡越前」「水戸黄門」といった長寿時代劇もいつのまにか地上波放送から消えていき、時代劇といえば専門チャンネルかBS放送、地上波では年末年始を中心にした特別番組や1クール限定という時代。
そして最近地上波で放送された時代劇といえば、「信長のシェフ」(テレビ朝日系・1~3月期金曜23時15分~放送)にしても「女信長」(CX系・4月5日~6日放送)にしても、タイトルからして“トンデモ時代劇”。
そして最近地上波で放送された時代劇といえば、「信長のシェフ」(テレビ朝日系・1~3月期金曜23時15分~放送)にしても「女信長」(CX系・4月5日~6日放送)にしても、タイトルからして“トンデモ時代劇”。
キャスティングや設定の話題性だけでなく、視聴率的に明暗がわかれたことでも両番組はブログ上で話題になっていた。
【データは2013年4月15日23時20分現在】
平成から戦国時代にタイムスリップした若き料理人が、織田信長の料理番として様々な現代流の料理を再現してみせ周囲の人々の味覚と心をゆさぶるという「信長のシェフ」と、あの織田信長は実は男として育てられた女性だったとして戦国時代の史実に挑戦的な解釈を見せた「女信長」(CX系)。いずれも時代劇ファンならずともあらすじだけでは「?」がよぎるトンデモ設定。
ただ時代劇のレギュラー放送が消えて久しい地上波放送の現状を憂える時代劇ファンは
・今とーっても時代劇に飢えている時代劇ファンの私としては、見逃せない!など複雑な胸の内を明かしながら、ついついチャンネルを合わせた人も多かった模様。
・時代劇不足の昨今、こんなもんでもいいかと思えてしまうおバカな設定だが…
・正統派は専門チャンネルやBS放送に任せて、地上波はイロモノに走るのかった
その結果、視聴後のコメントでは
・時代モノとしてよりファンタジーかフィクションと考えないと憤死しそう(女信長)と別ジャンルとして捉えて自分を納得させているタイプと
・つっこみどころ満載で、ネタドラマとしては笑えて、ありっちゃあり?(信長のシェフ)
・大好きな戦国武将の業に三角関係やら愛憎のもつれをあてはめるのは許しがたい(女信長)と、どうしても許せないタイプにわかれていた。
・最近どうも信長がひどく雑に扱われている気が…お許しを~(信長のシェフ)
・武士の魂を汚されているような気がしてならない…(女信長)
どちらにしても時代劇ファンの神経に触るトンデモを、逆に
・ストーリー展開が早くて、歴史をあまり知らなくても楽しめました♪(女信長)と受け入れる層も確実に存在し、「歴史ファンタジー」という新たなジャンルとして新たなファンを開拓したともいえる。
・歴史オンチの私でも興味持てたから、素晴らしい作り込みということかな(信長のシェフ)
・歴史の大筋たどりつつ、トンデモ解釈をパズルのようにあてはめる手腕はお見事(女信長)
・ひょっとしたらあり得るかも、と思わせてくれる歴史ファンタジーすてき!(女信長)
視聴率的には、深夜枠ながら全話平均で10%を超えて健闘した「信長のシェフ」は
・なーんだ平成に戻らなかったんだ~ということは続編に期待!と続編を期待するコメントが目立つ一方で、2夜連続で1ケタだった「女信長」は
・あのラストだったら、2時間スペシャルとかで続きそうだよね~
・豪華キャストそろえて、製作費かけて1ケタじゃあ…関係者たいへんだねと同情コメントを集めるほどの結果。
・天海祐希さんの凛々しさがステキだっただけに、なんか残念~
金さんの桜吹雪や黄門さまの印籠といった“お決まり”とは対極にあるトンデモ時代劇だけに、どのような設定なら視聴者に広く受け入れられるのか制作側も手さぐり状態なのか、そもそも手さぐりしていくべきジャンルなのかも含めて、こういった視聴者の反応を検討材料に今後のトンデモ時代劇の方向性が決まってくるのかもしれない。
(夏目 昌)
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