• ご報告。
  •  いつも読んで下さっている皆様、ありがとうございます。

     まさかのことが起きました。

     今朝、個人ブログの方へメッセージを下った方が2名いらっしゃいまして、私の作品を読み、作家・山本文緒さんの本と大変似ている部分があるのですが、と書き込み頂きました。

     私は恋愛小説をあまり読みませんので山本文緒さんのその本は知らなかったのですけど、眉毛もかかずに即行で本屋に行って購入し、帰りながら読みましたら電信柱に頭をぶつけそうになりました。

     似てます。すごく似てます。もう設定が、かなり似てます。

     「シャンパン越しの眼差しを」という作品で、平林酒屋に居候中の愛音が喫茶店に仕入れにいく場面のところ。
     私は今まで自分が体験した職業しか作品では書かなかったのですが、この作品を書くにあたって、自分が酒屋での仕事の経験がないので、高校時代の友人から色々アイディアを貰いました。で、ドロドロの仕事をしている主人公にシャンパンなどというお洒落なアルコールを持って帰らせ、男性主人公の平林の営業力を見せ付けるシーンとして、一体どんなエピソードがいいか、とランチをしながら話したのです。すると彼女が「こんな話があったよ」と自分の体験談として語ってくれたのを、素敵な話ではないか!と使ったのです。

     まさか、どこかの本からのアイディアだとは思いませんでした。が、実際、おそらくこの話を彼女は読むなり聞くなりしたはずです。メールで確認中ですが、まず間違いないと思われます。

     自分で読んで使ったわけではないのですが、私が好きで持っている本と同じようなことを書いている作品があればかなりもやもやするはずです。何も知らずにあっちでもこっちでも公開してましたけど、読んで下さった方の中には山本文緒さんのファンの方もいらっしゃって不快に思われた方もいらっしゃると思います。

     自分では「これはあかんやろ!」レベルでした。友人から聞いた話をうろ覚えで文章にしてますので全く同じではないのですけど、もう知ってしまったからには放置できません。

     不快に思われた方、読んで下さった方、お気に入りに入れてくださった皆様も、本当に申し訳ありませんでした。

     その部分だけ訂正などは無理というくらいにはショックを受けましたので、とにかく作品そのものを削除いたしました。

     他の誰からも「似てますよ」って言われてないのが不思議なほどでした。サイト様からもとりあえず今の時点では何も言われておりません。

     友人にはネットで小説を書いていることは言ってますし、それに使わせてもらってもいいかの確認も勿論しましたが、「いいよー」との返事だったのでそのまま使った次第です。

     しかし、やはり自分の頭で考えたものだけにするべきですね。本当に痛い失敗です。

     作家ご本人様にご迷惑をおかけすることはないでしょうけれど、伏して謝罪申し上げます。

     折角お時間頂いて読んで下さった皆様にも再度お詫び申し上げます。

     失礼なことをしておりました。申し訳ないです。


     明紫

     
  • 2013年 04月17日 (水) 13時00分

コメント

これだけ書き手がいて、作品が生まれているので、何処か似てしまう部分があってもおかしくない、かと。
そのお方の作品を読んでいないので、判断は出来かねませんが。
書き手は書いた後も気が抜けないからイヤですねぇ。
投稿者:仙太郎  [ 2013年 04月17日 (水) 15時33分 ]
これだけたくさんの表現者がいれば、設定が似通ってしまうことは多々あるでしょうね。
その作品は読んだことないですが、かなりの衝撃だったことと思います。
プロの中でも実際あることですし、その衝撃の大きさは計り知れないことでしょう。

私としては、作品自体の削除は非常に残念ですので、是非とも改稿されて再度アップしていただければと思います。
投稿者:折原奈津子  [ 2013年 04月17日 (水) 15時30分 ]
他にもたくさん小説があるので、こんなこともあると思います。

明紫さんの作品はどれも大好きなのでこれからも応援してます。
投稿者:柳翠  [ 2013年 04月17日 (水) 14時36分 ]
言い訳は結構、謝罪のみでおk。人のせいにしないように。
あと、うる覚え→うろ覚え です。
投稿者:えもにゅー  [ 2013年 04月17日 (水) 13時52分 ]
コメントの書き込みはログインが必要です。