18日にカンボジアで始まる東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議の場で、恒例の日中韓3カ国による首脳会談が見送られることになった。北東アジアの安全保障や経済協力を話し合うため1999年からほぼ毎年開かれてきたが、尖閣諸島国有化に対する中国の反発が影響したとみられる。日中首脳会談も開かれないことになった。
外務省によると、日中韓関連の会議の今年の議長国は中国だが、首脳会談を調整する連絡がないという。日中韓では自由貿易協定(FTA)の年内交渉開始という懸案があり、3カ国は経済貿易相会合を開くことも検討している。