博物館の舞台裏⑦ ~マリナリュウム~
博物館の舞台裏シリーズ第7弾!!
こんな風に博物館をご紹介する機会がなかったので、こんなにバラしちゃっていいのかなって 感じです…
バックヤードがほとんどない博物館ですが、今回はお客様は見ることができない「腹びれのあるバンドウイルカ・はるか」の給餌風景をお見せしちゃいます(*゚▽゚)ノ
まず、「海洋水族館・マリナリュウム」の紹介から…
マリナリュウムは昭和46年に建てられ、当初は魚類メインの展示を行っていました。
中央にある大水槽は少し前まで魚が泳いでいたんですよ。
現在も太地近海の生物の展示を行っています。
しかし、2006年10月に"腹びれのあるバンドウイルカ”が発見され、よりよい飼育と観察のためにマリナリュウムで飼育を行うことになりました。2007年12月にはマリナリュウムの改修工事が終わり、一般公開が始まりました。このようにトンネル水槽からを間近で観察することができます!
ちなみに、"はるか”の名前は一般公募で決まった愛称で「はるか昔からやって来た」という 意味が込められています。
先祖返りしたと考えられており、鯨類の進化の過程を解明できるかもしれない重要で貴重な 存在です。
そして!はるかたちがどこでエサをもらっているかわかりますか?
屋上へ登ってみましょう!
給餌が始まったようです。
右から、はるか・あおい・さくらの順になっています。エサの時間に合わせて、健康管理のトレーニングが行われています。はるかは2週間おきに採血が行われているのでハズバンダリーの訓練は欠かせません。
現在、はるかの子孫を残そうと繁殖や遺伝子レベルの研究が行われているので、通常の血液検査はもちろんのこと、ホルモン値の検査も行っています。腹ビレもこんな近くで見れちゃいますw(゚o゚)w
はるかさんのお顔も拝見↓3頭の中ではリーダー的存在です。お客様が猛アピールしてもご機嫌のときにしか寄ってきません。推定年齢は15歳ぐらいだそうです。
はるかさん、実はジャンプも得意!!
上に当たってしまいそうな高いジャンプができます!
はるかの他にも、お客様大好き!はるかと同期の"あおい”と桜太のお母さん"さくら”がいますので、みなさん博物館に来たら必ずマリナリュウムまで足を運んでくださいねm(_ _)m
忘れちゃいけない魚たちもいますよ!
みんな来てね~(゚▽゚*)
次回は、博物館の裏話シリーズ最終回!
リクエストも多かったイルカやクジラたちの"訓練”のお話。お楽しみに☆
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