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【プロ野球】

中畑退場でナイン奮起10回3点

2013年4月17日 紙面から

6回、広島・梵の生還の判定で、白井球審に抗議し退場を宣告されるDeNAの中畑監督。右は捕手鶴岡=マツダ

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◇DeNA6−3広島

 DeNAが逆転勝ち。2−3の9回1死満塁で代打・金城の適時打で同点。延長10回には暴投で1点を勝ち越し。さらに山崎の2点二塁打で加点した。山口が今季初勝利。広島はミコライオで逃げ切れず、10回は今村が3失点と崩れた。

     ◇

 キヨシが一瞬で沸点に達した。同点の6回2死一、二塁。センターに抜けそうな石原の打球に二塁・内村が飛び付き本塁へ送球。二塁からホームを突く梵に捕手・鶴岡がタッチする。アウトのタイミングも、白井球審の判定はセーフ。勝ち越し点を奪われた瞬間。DeNAの中畑監督はダッシュでベンチから飛び出した。

 勢いそのままに、白井球審に肩で押すようにぶつかる。即座に白井球審から退場が宣告された。暴力行為による退場処分だ。今季両リーグを通じて初の退場者となった。怒りが収まらない中畑監督は「タッチしているだろ」と猛抗議し、球審のほうを振り返りつつベンチに下がった。

 中畑監督の今季初の退場劇にナインが燃えた。ソト、加賀の投手陣が追加点を許さない。1点を追う9回1死満塁の土壇場に代打・金城が中前同点打。「負けられない試合だった」と顔を紅潮させれば、延長10回2死一、三塁に暴投で三塁からヘッドスライディングした石川は「ワンバウンドしたら行こうと思っていた。無意識でした」と真っ黒なユニホームで胸を張った。

 9回から2イニングを無失点に抑え、今季初勝利の山口は「監督が必死に抗議してくれたので勝ちたかった」。鶴岡は「監督がいかなきゃ、僕が(抗議で)退場になっていた」と感謝した。球場内サロンで勝利を見届けた中畑監督は毅然(きぜん)とした態度でバスまで歩いた。「いい執念を見せてくれた。負け試合の雰囲気の中でこういう結果をもたらしてくれたので、メッチャうれしい。ナイスゲーム」。奮い立ったナインが一丸となって天敵・広島から逆転勝ちした喜びを、静かにかみしめた。 (後藤慎一)

 

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