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【大リーグ】上原「なんてことすんねん」 ボストンの悲劇に怒り2013年4月17日 紙面から ◇レッドソックス3−2レイズ偉業をたたえる日だったのに…。15日(日本時間16日)、米マサチューセッツ州ボストンで起きた爆発事件。マラソン大会で発生した悲劇に米スポーツ界でも動揺が広がった。レッドソックスの上原浩治投手(38)は地元でのレイズ戦で8回に登板し、1イニングを三者凡退。チームのサヨナラ勝ちを呼んだが、その直後の爆発に「なんてことすんねん」と怒りをあらわにした。NBAやNHLでも一部試合が中止となるなど騒然。黒人大リーガーの草分け的存在をたたえ、全員が背番号「42」をつける恒例の「ジャッキー・ロビンソン・デー」は、悪夢の一日となってしまった。 喜びは吹き飛んだ。8回に登板し、1イニングを三者凡退に抑えた上原。昨年9月1日からのレギュラーシーズン連続無失点を20試合に伸ばすと、9回裏にナポリのサヨナラ打が飛び出し、同地区ライバルのレイズ相手に3連勝スイープを達成した。チームも上原もファンも歓喜に沸いていた。なのに…。 試合終了の約40分後の午後2時50分ごろ。ボストンマラソンのゴール付近で爆破テロが発生。レ軍は空港への移動のためバスに乗り込んだところだったが、本拠地フェンウェイパークから約1500メートルしか離れていない場所での惨劇に、上原は自身のツイッターで「なんてことすんねん」と怒りを吐露。安否を気遣う人々が多かったせいか、その後も「皆さん、心配してくれてありがとう。自分たちは無事です」とつぶやいた。 投球自体は素晴らしかった。ジャッキー・ロビンソン・デーでいつもの19番ではなく背番号42で登板し、簡単に2死を取ると、最後はジョンソンを真ん中低めの134キロフォークで空振り三振。右拳でガッツポーズし、雄たけびを上げた。チームもサヨナラ勝ちで大団円…のはずが、悲劇で暗転した。 米放送局FOXスポーツ(電子版)によれば、マラソンに参加していたボストン在住のダニ・ホームズさんは爆発の直前にゴール。負傷はなかったが、夜になってもぼうぜん自失の状態で、着替えさえできないという。「マラソンは来年までないけど、レッドソックスはまた試合がある。野球がボストンにとって前に進む助けになってほしい」とホームズさん。これからは上原や田沢たちが“世界一の野球狂の街”とされるボストンの人々を勇気付ける。 PR情報
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