「これは絶対おもしろい!」と思ったアイデアを企画し、リサーチ、取材、撮影、そして編集。
視聴者が番組を見ている時間はあっという間に過ぎてしまいますが、実は番組作りには想像を超える時間と労力がかけられています。
テロップを1枚入れるだけなのに。たった10カット繋ぐだけなのに。
テレビで見ていたらたったの30分。
けれど、そこには多くの時間と我々作り手の情熱がたっぷり注ぎ込まれています!
私は現在、WOWOWのスペインサッカーリーグ「リーガ・エスパニョ―ラ」の中継を担当しています。
2010年のワールドカップを優勝したスペイン代表選手が名を連ね、世界中のサッカー選手が憧れる世界最高峰の舞台。
サッカーが大好きな自分にとっては喜色満面、もうこれ以上ない現場です!
そして、行ってきました~!!
10月7日、バルセロナとレアル・マドリードの伝統の一戦、クラシコ~!現地からの生中継~!
今シーズン第7節のクラシコは、222回目という節目の対戦。
さらに今回は、現地バルセロナでの「カタルーニャ独立」という気炎もあがり、10万人を超える観衆のスタジアムはかつてない、もの凄い雰囲気に包まれていました。
カメラマンとピッチに入れば、世界トップレベルの選手たちがわずか3メートル前でしのぎを削りあっている取材現場。
否が応でもアドレナリンは止まりません・・・!
クリスティアーノ・ロナウドがゴールを決めれば、すかさずメッシが同点弾!
息つく暇もない数々のスーパープレーを逃してたまるものかと必死でカメラマンに指示を出します。
目の前で起こっている一瞬一瞬が、OAへと繋がっているのです。
(※アドレナリンは500%まで振り切りました(笑))
試合結果は2-2のドロー。感動ものでした!!
世界最高峰の舞台“クラシコ”というビッグイベントを日本に届ける仕事。
緻密な戦術、圧巻のテクニック、劇的なスーパーゴール、サッカーに懸ける選手の想い、日本では考えられないサポーターの熱気と愛情・・・リーガの魅力は数え上げたらキリがありません。
リーグの華やかさや本場のレベルを伝えるのはもちろん、日本サッカーのヒントとなるような番組作りを目指して、日々取り組んでいます。