地震 パキスタンで8人死亡4月16日 23時44分
イランとパキスタンの国境付近で16日午後、マグニチュード7.8の大きな地震がありました。
パキスタン側で、これまでに8人の死亡が確認されましたが、現場は国境付近の山岳地帯で、詳しい被害の状況は分かっていません。
アメリカの地質調査所によりますと、日本時間の16日夜7時44分ごろ、イランとパキスタンの国境付近を震源とするマグニチュード7.8の地震がありました。
震源地は、パキスタンとの国境に近いシスタン・バルチスタン州の町、ハッシュの東南東86キロで、震源の深さは、およそ82キロと推定されています。
この地震で、アラブ首長国連邦やインドなど中東や南西アジアの広い範囲で、揺れが感じられました。
このうちパキスタンでは、震源に近い南西部バロチスタン州の警察によりますと、住宅が倒壊するなどしてこれまでに女性や子どもなど8人が死亡したほか、13人がけがをしたということです。
一方、イランでは、国営テレビが一時少なくとも40人が死亡したと伝えましたが、その後、地元当局者の話として確認された死者は、1人だと伝えています。
また、イランの通信社は、これまでに20人以上がけがをしたと伝えていますが、詳しい被害の状況はわかっていません。
現場は、イランとパキスタンの国境付近の山岳地帯で、電話がつながりにくい状況が続いているほか、停電が起きている地域もあり、詳しい被害の把握には時間がかかることも予想されます。
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