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福島・いわき 小中学校の給食再開
4月15日 17時41分

東日本大震災で大きな被害を受けた福島県いわき市の給食センターが復旧し、2年1か月ぶりに市内すべての小中学校で給食が再開されました。

復旧したのは、いわき市四倉地区の給食センターです。
いわき市では震災によって市内の8つの給食センターで建物が壊れるなどして一時、すべての学校で給食がストップしましたが、復旧工事が終わり、市内118の小中学校のすべての給食が2年1か月ぶりに15日から再開されました。
15日朝はセンターの30人の職員が4000食余りを作り、午前10時半には21の小中学校に運ばれました。
このうち草野中学校では再開を心待ちにしていた生徒たちが湯気の上がる卵スープやチキンカツなどの給食をおいしそうに口に運んでいました。
生徒たちは「毎日、温かい汁物が食べられるようになってうれしいです」と話していました。
いわき市教育委員会学校支援課の本田宜誉課長は「給食は子どもたちが一緒に食べるという教育の一環で、ようやく通常の学校教育ができるようになり、ほっとしました」と話していました。
福島県内ではこれで、原発事故によって避難を余儀なくされている自治体を除いてすべての公立学校で給食が再開されたことになります。

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