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原子力規制委 監視体制強化を検討
4月10日 12時53分

東京電力福島第一原子力発電所で地下の貯水槽から汚染水が漏れているのが相次いで見つかるなどトラブルが続いている事態を受けて、原子力規制委員会の田中委員長は10日の定例会合で、「深刻な事態だ」などと述べて、福島第一原発の監視体制を強化する考えを示しました。

福島第一原発では、先月、燃料プールの冷却がたびたび停止したのに続いて、汚染水を保管する地下の貯水槽で水漏れが相次いで見つかるなど、トラブルが続いています。
これについて、規制委員会の田中委員長は10日の定例会合で、「頻繁にトラブルが起きている事態は深刻で、福島の住民に大きな心配をもたらしているとともに、廃炉作業に遅れが生じることは見逃すことはできない。福島第一原発は不安定な状況で、今後もトラブルを完全に防げないと思うが、一番大事なことは敷地の外に絶対に影響を及ぼさない対策を立てることだ」と述べ、監視体制を強化するとともにリスクを徹底的に洗い出し、対策を取らせるよう東京電力に求める考えを示しました。
規制委員会では、12日、専門家も含めた検討会合を開き、今回のトラブルについて東京電力から詳しい説明を聞いて対応を検討するとしています。

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