1 車両の種類 車両の最も基本的な情報を表す
1字目の片仮名は、その車両が「輸送機械」としてどの種類なのかを意味する。具体的にはモーターや運転台の有無を表し、場合によって2文字使うこともある。ここで解説するモ、ク、サ、クモがJRの「電車」で使われる記号だ。
【電動車】 モーターのある車両
モーター関連機器で、床下が混み合っている場合が多い。また、パンタグラフを備える車両はたいていの場合、電動車である。私鉄では「デ」と表記することも。
【制御車】 運転台のある車両
搭載機器は少なめで、床下に空きスペースが多い。また制御車同士を向かい合わせで連結したとき、通路になる扉があるものを「貫通型」、ないものを「非貫通型」と呼ぶ。
【付随車】 モーターも運転台もない車両
搭載機器が少なく、床下が空いている場合が多い。「サンライズ」用285系電車の場合は制御車と付随車の床下空きスペースを活用し、2階建て構造にしている。
【制御電動車】 モーターも運転台もある車両
この場合のみ、2文字で表記する。床下が機器類で混雑しているほか、パンタグラフを備えることもある。
【気動車】 熱機関を使う車両
(c)JR西日本
ディーゼルエンジンなどの熱機関を動力にして自走する車両を、「気動車」と呼ぶ。現在ではディーゼルカーが一般的だが、過去にはガソリンカーや、ガスタービンを用いた試験車もあった。気動車の場合、エンジンなどの動力を搭載する車両は1字目が「キ」になる。さらに、運転台の有無は関係ない。ただ、動力を搭載しない車両は別で、運転台付きは「キク」、運転台無しは「キサ」と2文字で表す。
車両番号、車両、JR東日本、鉄道
車両の側面や車内などに表示される「片仮名+数字」を目にしたことはないだろうか。車両の種類や等級など、あらゆる情報が詰まったこの「暗号」の解読法を伝授する。
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