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汚染水貯水槽上部に異常なし 調査振り出しに
4月12日 22時7分

汚染水貯水槽上部に異常なし 調査振り出しに
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東京電力福島第一原子力発電所の汚染水を保管する地下の貯水槽から水漏れが相次いだ問題で、東京電力が原因の1つとみていた貯水槽の上部に開けた水漏れを調べる調査用の穴の付近のシートに異常がなかったことが分かり、原因調査は振り出しに戻りました。

福島第一原発では、汚染水を大量にためられる7つある地下の貯水槽のうち、3つで水漏れが見つかり、東京電力が今後、貯水槽を使わないと決めるなど影響が広がっていますが、水漏れの原因は分かっていません。
これについて東京電力は、最初に水漏れが確認された2号貯水槽について、大量の汚染水をためたことで貯水槽の内側に張っている遮水シートの上の部分が重さで下に引っ張られ、上部に開けた水漏れを調べる調査用の穴の付近でシートが伸びるなどしてすき間ができたことが原因の可能性の1つと説明していました。
ところが、11日から貯水槽を覆っている土を取り除くなどして、穴の周辺を目で見て調べたところシートが伸びるなどの異常はなかったということです。
これによって、東京電力が可能性の1つとしていた上部の穴付近からの水漏れの線は消えたことになり、原因調査は振り出しに戻りました。
東京電力は今後、シートに穴や破れがないか、調べたいとしていますが、シートには放射性物質が付着し調査は簡単ではないとしており、原因の究明は難航するものとみられます。

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