14論文で改ざんや捏造 幹細胞移植の京都府立医大元教授京都府立医大は11日、動物実験をせずに急性心筋梗塞の患者に幹細胞移植手術を実施した医学研究科の松原弘明元教授(56)がかかわった14論文で、改ざんや捏造、データの使い回しなどの不正があったとの調査報告書を発表した。 臨床研究の安全性などを審査するため2003年に開かれた学内の倫理委員会に、松原元教授が幹細胞移植手術を実施するに当たって参考資料として提出した論文でも図表の改ざんや捏造があったとした。 報告書によると、調査の対象となったのは、外部から改ざんなどの疑いがあると指摘された01~11年に松原元教授が発表した18の論文。 【共同通信】
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