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神奈川県3市 風疹接種を助成
風疹が流行していることを受けて、神奈川県でも横浜市や川崎市、それに相模原市が、妊娠を希望している女性などを対象に、予防接種の費用の一部を助成する制度を始めることになり、感染を防ぐため取り組みが広がっています。
神奈川県によりますと、ことしに入って4月7日までに県内で風疹に感染した人は503人にのぼっていて、去年1年間の患者数の2倍になっています。
風疹は妊娠中の女性が感染すると赤ちゃんに障害が出る恐れがあることから、横浜市や川崎市、それに相模原市は、妊娠を希望している女性などを対象に、予防接種の費用の一部を助成する制度を始めることになりました。
具体的には、横浜市は、19歳以上の妊娠を希望している女性と妊娠している女性の夫を対象に、4月22日から風疹とはしかの混合ワクチンに限って、3000円の自己負担で受けることができるようにします。
川崎市は今月22日から23歳以上で、妊娠を希望している女性や妊娠している女性の夫などを対象に風疹とはしかの混合ワクチンに限って、2000円以下の自己負担で受けることができるようにします。
また相模原市は今月26日から、年齢の制限なく妊娠を希望している夫婦などを対象に、接種費用のおよそ3分の2を助成します。
このほか神奈川県も、県内の市町村に予防接種にかかる費用の補助金を出せないか、検討を進めています。
04月15日 17時48分