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200系新幹線 最後の運行
東北新幹線と上越新幹線で開業時から使用され、3月に定期運行を終えた「200系新幹線」が、14日、臨時列車としても最後の運行を迎え、JR大宮駅で多くのファンが出発を見送りました。
「200系新幹線」は、東北新幹線と上越新幹線が開業した31年前から使用され、先頭車両の形から「団子っ鼻」の愛称で鉄道ファンに親しまれてきました。
車体の老朽化に伴い、3月のダイヤ改正で定期運行を終えた後、別れを惜しむファンを対象に臨時列車として運行されていましたが、14日、最後の運行を迎えました。
さいたま市のJR大宮駅には、ラストランを見守ろうと、多くのファンなどが詰めかけたほか、開業当時のJR大宮駅の駅長、下村幸一さん(82)も駆けつけました。
ラストランに合わせ、下村さんらが出発の合図をすると、200系新幹線は、集まったファンに応えるよう汽笛を長く鳴らし、惜しまれながら、新潟駅に向けて出発しました。
東京・大田区の50歳の男性は、「新潟にスキーに行くときなど、200系には、いい旅をさせてもらいました。やっぱり寂しいですね」と話していました。
下村幸一さんは、「寂しいですが、大役を果たして去るので、200系も、きっと喜んでいるでしょう」と話していました。
04月14日 19時35分