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【社会】

最高裁が水俣病と初認定 未認定患者遺族の勝訴確定

2013年4月16日 15時37分

 最高裁に入る原告の溝口秋生さん(最前列左)ら=16日午後

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 水俣病未認定患者の遺族が認定を求めた2件の訴訟の上告審で、最高裁第3小法廷(寺田逸郎裁判長)は16日、熊本県水俣市の溝口チエさん(77歳で死亡)を水俣病と認め、県の上告を棄却する判決を言い渡した。最高裁の認定は初めて。県の認定を義務付けた二審福岡高裁判決が確定し、溝口さんは県の手続きを経て正式に認定される。

 大阪府豊中市の女性(水俣市出身)の認定をめぐる訴訟についても同日、判決を言い渡す。

 水俣病認定では国が1977年に厳しい基準(77年基準)を通知して以降、多くの未認定患者が生まれた。裁判では、司法が水俣病と判断する場合の考え方が争点だった。

(共同)
 

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