【中村通子、宮武努】災害医療のパイオニアとして知られる神戸大学医学部付属病院の救急部が、4月上旬から救急搬送患者の受け入れを中止していることが、朝日新聞社の取材で分かった。大学病院の救急部門の診療制限は異例で、地域医療への影響が懸念されている。再開は早くても数カ月後になる見込み。
関係者の話を総合すると、9人いる常勤の救急医のうち、少なくとも6人が救急部を離れるという。
このため、神戸大病院は、かかりつけ患者以外の新規救急搬送患者の受け入れを制限し、神戸市消防局などに通知した。
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朝日新聞社会部