七日に投開票された小平市長選で、三選を決めた無所属現職の小林正則氏(60)=民主、共産、生活、社民、生活者ネット推薦=は「十八万人市民の代表として二期八年やってきたことを市民のみなさんが正当に評価してくれた」と喜びを語った。
午後十時四十分ごろ、小平市鈴木町一の事務所に当選の知らせが入ると、集まった支持者から大きな歓声と拍手が沸き起こった。
都議選や参院選を控え、小林氏と、無所属新人の前市議永田政弘氏(66)=自民、維新、公明、みんな推薦=との間で、昨年十二月の衆院選と同じような構図で争われた。明確な争点はなく、現市政の継続か変化か、という選択になった。
小林氏は、住民参加の市政や財政再建の取り組みを強調。改革推進を掲げた。市議会与党会派の応援を受け、自転車も使って市内を回り、こまめに支持を呼びかけた。
敗れた永田氏は、立候補の表明が二月半ばと出遅れた。自民はじめ推薦政党の国会議員が連日、応援に駆けつけ、市内経済の活性化を中心に訴えたが、浸透しなかった。
当日有権者数は十四万五千二百五十六人、投票率は37・28%(前回39・31%)だった。
<開票結果>
当 33,106 小林正則 無 現<3>
19,108 永田政弘 無 新
837 小方蔵人 無 新
475 古川徹 無 新
全票終了
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