2011-07-17
ミステリー 犯人推理の方法序説 how done it の視点から
■はじめにの前に。
追記分です。ミステリーの犯人を絞り込む視点は3種類あり
1、who done it だれがしたのか? だれならできるのか?
2、why done it 動機は? 誰にメリットがあるのか?
3、how done it どんなトリックで、誰なら殺せたのか?
1と2は密接に絡んでいるため実質的には、次の2点で、誰にメリットがあるのか?どうして殺されたのか?から犯人を見つける視点(1と2)と、殺人で行われたトリックを暴くことで犯人を見つける視点(3)となる。
今回は、その後者の視点から犯人を見つける考え方を書く。なお前者は次回の記事で書く。
次回記事↓(前者の視点を加えたまとめなおしになりました。)
http://d.hatena.ne.jp/kito_yurianusu/20110813/1313241433
■はじめに
ミステリサウンドノベル(かまいたちの夜のようなゲーム)のフリーゲームに最近凝っている。というのも、自分で犯人を選ばないとバッドエンドに直行して話を続きを読むことができないので、否が応でも推理しなければいけないのが面白いからだ。(へっぽこ探偵なので小説だとついついなんとなく分かった段階で先をよんで答えをみてしまうので・・・)
ただそうして真剣に推理に取り組む中で、殺人事件の推理方法が自分なりにまとまってので書いてみる。
■推理の基本〜集合と推理〜
そもそも推理とは様々な条件(証拠)を重ねることで、犯人を搾り出す行為である。例えるならば数学の集合の問題のようなものである。n人がいる。Aという条件だとその中から4人に絞りこめる。さらにBという条件も加えると、該当者は1名、すなわちその人が犯人となる。これが推理の基本的な思考である。つまり、事件の中から犯人につながる条件を見つけ出す作業が推理なのである。
■6つの視点
1、犯行時間=その時間に犯行現場に居ることができた人は誰か?
その物語において医者がいない場合は、その場で検死ができなず正確な時間は分からない。だが、最後に被害者を見たのはいつか?だったり、時計が壊れた時刻でとまっている等。素人方法でも犯行時刻を特定するパターンもあり、その時間を元に犯人を絞り込むことが可能。
犯行時間利用にあたっての注意点
各人のタイムテーブルを作成しなければいけないが、正確な各人の行動がわかるということはめったにないので、アリバイだけでは特定できないことがほとんど。また、なぜその時間に犯人は犯行を行ったのかまで考えないと犯人による犯行時間誤認トリックに引っかかる場合がある。
2、犯行場所=犯行場所は犯人の部屋?犯人はどうやって其処へ呼び出すことができた?
誰かの部屋で殺されたとなればその人が怪しい。また、外や人気のないところが殺害場所だとしたら、被害者を呼び出した方法や、誰なら簡単に被害者を呼び出せるのかというところで推理が可能。
犯行場所利用にあたっての注意点
特になし。
3、犯行状況=犯行が有利になる準備や犯行に必要だった準備はだれなら行うことができた?
血があたりに飛び散っている。異臭がする。停電だった。みんなが駆けつけるまでに数分もかからなかったなど。”犯人が犯行のためにした工夫”が必ず残っている。工夫とはつまり犯人による準備なのだからそういう準備が可能だった人物を探すとかなり犯人を絞り込む手がかりとなる。
犯行状況利用に当たっての注意点
見落としやすいため、できるだけ繰り返して変なところが(誰かの作為的なところ)ないか読み直すこと。
4、凶器=凶器の場所を知っているのは誰か?その凶器を使わなければいけない人物とは?
その凶器を使えるのは誰か?その凶器を入手できるのは誰か?で探ることが可能。
凶器利用にあたっての注意点
物語の登場人物(素人)の推理だと、誰の持ち物だったか程度しかわらかずにミスリードされやすい。その場合は盗むことが可能だったのかとなんで罪をかぶせるような意図があったのかを考えればよい。
5、犯行の動機=被害者が死ぬことで誰にどんなメリットがあるのか?
被害者を結ぶ共通点。被害者が恨みを買っていたという話。被害者が残していた日記など。これがわかればトリックなどはわからずとも犯人は1人に絞り込める。ただ、物語的に犯人はすぐわかるというのはあまりよろしくないので、普通後半まで隠されることになる。
犯行の動機利用にあたっての注意点
それがわかるときには、ほとんど惨事の後半ごろのため犯人推理には遅すぎる。
6、犯人の言動によるミス・ボロ
犯人しか知らない情報を口走った。現場を見ていないはずの人間が現場のことを知っていたなど。状況にそぐわない発言をした人物は怪しい。
犯人の言動の利用に当たっての注意点
事細かに読まないとみつけられない。注意力が必要。
■最後に
犯人の作為を読むことが重要である。だから計画殺人である方が、いたるところに犯人の注意や工夫があり多くの痕跡が残されている。一方突発的な殺人は、犯行場所や凶器がわかれば犯人発見へ一足飛びに近づける。ややこしいのは、その両方がまざったパターンである。つまり、犯行の準備をしていたが、計画実行前に自分により有利な状況になったので、その偶発的な要因に乗っかって犯行を行う場合である。この”有利な状況”を犯人以外が作った場合は、犯行を有利にしたというその人を疑いかねない。
偶然なのか、偶然を利用してなのか、全てが計画通りなのかを上の6つの視点とあわせて意識する必要がある。
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