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【大相撲】

両国駅に白鵬パネル 現役力士は初

2013年4月16日 紙面から

白鵬と武蔵川親方の優勝額が飾られる両国駅(岸本隆撮影)

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 白鵬が両国駅の顔になる。春場所で北の湖と並び史上4位タイとなる24回目の優勝を飾った横綱白鵬(28)=宮城野=の優勝額が、現役力士として史上初めて両国駅改札内コンコースに飾られることになった。12回の優勝を誇る元横綱武蔵丸(武蔵川親方)の優勝額も隣に飾られる。

 白鵬の優勝額が、現役力士として初めて両国駅に飾られる。現時点では元横綱三重ノ海(先代武蔵川親方)と元関脇長谷川の優勝額が飾られているが、3月にあった駅のリニューアルに伴って優勝額の一新が検討されており、順調に手続きが進めば夏場所以降に入れ替え作業がされる。

 以前は三重ノ海、長谷川のほか北の湖、二代目若乃花など計6枚が飾られていたが、すべてが引退後に飾られたもの。白鵬が史上初めて現役力士として登場する名誉を勝ち取った。

 一方、白鵬と並んで飾られることが決まった武蔵川親方は「両国は相撲の町だからね。うれしいし相撲のアピールになる。若い人に少しでも相撲に興味を持ってもらえればいいね」と、千葉県内に保管していた横綱時代の優勝額贈呈を喜んで承諾したという。

 東京場所ごとに国技館から下ろされる優勝額は個人が所有し、その後は母校へ贈られたりさまざまだが、両国駅内はいつも多くの人が目にする場所だ。一日の平均乗車人員は3万7926人、JR東日本管轄の1689駅の中では108番目(ともに2011年度)に多い。また、国技館は大相撲以外でも格闘技や入学式などで使用されていて、一般の乗車人員以外にも多くの若い世代が両国駅を利用している。縦3メートル17センチ、横2メートル28センチ、重さ80キロ。若返った巨大な優勝額が、新たな相撲ファンを開拓していくだろう。 

  (岸本隆)

 

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