- [PR]
ライフ
佐渡沖で石油と天然ガスの試掘調査を開始 経産省が主導
2013.4.15 18:03
[資源]
経済産業省資源エネルギー庁は15日、新潟県佐渡島の南西沖約30キロの海底で、石油と天然ガスの試掘調査を14日から開始したと発表した。調査期間は3カ月を予定し、早ければ6月下旬から数日間にわたって海底下から石油・天然ガスを取り出す産出試験を行う。政府主導で石油・ガスを試掘するのは約9年ぶり。
今年3月に愛知県沖の深海で産出試験を行った次世代エネルギー資源「メタンハイドレート」に続く成功が期待される。
調査は、JXホールディングス傘下のJX日鉱日石開発と、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)に委託し、地球深部探査船「ちきゅう」を使って水深約1100メートルの海底で掘削を始めた。今後、海底下約2700メートルまで掘削し、試掘地点周辺の石油・天然ガスの存在状況の確認を行う。
経産省は、平成20年度に三次元物理探査船「資源」を使って調査を実施し、石油や天然ガスの埋蔵の可能性がある面積が100平方キロを超すことが判明している。実際に埋蔵が確認できれば、国内最大規模で、中東の中規模程度の石油・天然ガス田に相当するとの見方もある。
関連ニュース
- [PR]
- [PR]