koji小島監督がEDGEのインタビューに答えていますのでご紹介。

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E3でプレイステーション4用の独占的なメタルギアソリッドのプロジェクトを発表しますか?というEDGEの質問に対し小島監督が答えています。

「お答えするのが難しい質問ですね。

明らかに私はソニーが好きですし、彼らを尊敬しています。彼らの考え方や方法に共通点は多々あります。

私はゲームの将来はクラウド技術とクラウドゲーミングだと考えています。

私はソニーが好きです。ソニーのカメラも持っています。

しかし、クラウド世代に入るなら、ゲーム世界と相互作用する多くの異なるデバイスがあると思います。

私はそれを単一のプラットフォームに制限したくはありません。しかし、それはイベントに参加するつもりはないという意味ではありません。PlayStation Meeting 2013には参加したかったのですが、ライジングのワールドツアーがあったのです。」


2008年6月に発売されたPS3「メタルギアソリッド4」はPS3/Xbox360世代のサードタイトルとして伝説的な位置づけになりそうです。ワールドワイドで500万本以上を販売した実績も素晴らしいのですが、あれだけマルチ化が噂されたり日経で報道(恒例の飛ばしでしたが)されたにも関わらず独占のままで終わりそうだという事です。

とはいえ、余りの不振っぷりで「PS3ちょっとやばくね?」とサードパーティが揺らいでいた2007年時点では殆ど出来上がっていた事、50GBクラスの大作だった為にDVDメディアへの移植に手間が掛かる事、結果として十分に売れた事といった条件が重なって「PS3独占」のままで今に至っているだけなのでしょう。

次世代はマルチ世代です。IPをプラットフォームホルダーが保有しない限り、AAAタイトルの独占は起こりえないと予想しています。

しかし「単一ハードで専用開発したい」というデベロッパの本音もあるでしょう。性能も引き出せますし、開発費も減らせますし、開発期間も短縮できます。小島監督に対して今回のような質問が投げかけられるのは、MGS4の時期に「単一ハード開発に拘る姿勢」を見せたからです。

まぁ「ソニー好き」を改めて明言する必要は無いと思いましたけどね。

例のツイートを見ていても高性能ハード志向のメーカーに対して思うところは有ったのでしょうが、どうやら、私が思っていた以上にソニーが好きだったようです(笑)

さて、GDC2013でようやく正式発表された「METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN」はPS3/Xbox360のみが発表されてます。

今年に入ってようやく発売された「メタルギアライジング」は2009年E3のマイクロソフトカンファレンスで発表されました。有名な肩たたきですね。カンファレンス終了後にはマルチだと判明しましたが、世界中に与えた衝撃は大きかったものです。

ゲームファンとしては当然のようにPS4/720でのリリースを期待している訳ですが、E3の新プラットフォーム発表には期待出来るのでしょうか?そして、それはどのようなタイミングで行われるのでしょうか?




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