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風力発電 ほかにも亀裂
先月、京都府伊根町の風力発電所で、風車が落下したトラブルを受け、残る5基の発電機の点検を行ったところ、4基で新たに亀裂が見つかり、京都府では今後の対応を検討することにしています。
京都府が運営する伊根町の太鼓山風力発電所では先月13日、6基ある発電機のうち3号機の支柱が折れ、重さ45トンの風車部分が落下しているのが見つかりました。これを受けて、風力発電機のメーカーが、残る5基の緊急点検を実施したところ、1号機をのぞく4基の支柱の計9か所で亀裂が新たに見つかりました。
このうち、亀裂がもっとも大きかったのは5号機で、亀裂の長さは支柱の円周の3分の1にあたる、約2メートル30センチ、亀裂の深さは支柱の鉄板の厚さ10ミリのうち8ミリに及んでいたということです。
また、見つかった亀裂は、いずれも3号機で支柱が折れた部分とほぼ同じ場所で確認されたということです。
京都府は来月、専門家を集めた会議を開いて、支柱が折れたり亀裂が入ったりした原因や今後の対応を検討することにしています。
04月15日 21時01分