建設市場の構造改革についての一考案
―請負とマネージメントの相克を超えて― |
我が国の公共事業の入札・契約システムは「請負」が基本です。それに対して、欧米ではCM契約による専門業者への分離発注とCMrによる工事全体の「マネージメント」の方式が採られています。対象施設の特質、それぞれの国における規制緩和の状態にあわせて様々な異なったビジネスモデルを構築しているベクテルの松尾統轄部長にお話を伺いました。
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オーバーシーズ
ベクテル インコーポレーテッド 統括部長 松尾哲彦 氏 |
1978年京都大学工学部土木工学科卒業。
80年東京大学大学院土木工学専攻修了。
同年株式会社熊谷組入社。主にダム工事に従事。
85〜88年カナダの水力発電所プロジェクトやトルコとパキスタンで発電所BOTプロジェクトに従事。
88年さくら銀行のプロジェクトファイナンス担当部門に移り英国及び米国の電力プロジェクトに従事、
93〜99年には同行ロンドン支店にて中近東、東欧のLNGプラント、発電所建設プロジェクトに関するプロジェクトファイナンスの業務に携わる。
99〜2000年総合商社トーメンに移り電力ビジネスに従事。
2000年より現職。
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