リラックスした表情でランニングする楢崎(右端)=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで(宮崎厚志撮影)
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名古屋グランパスのGK楢崎正剛(36)が14日、第3子となる男児が10日に生まれていたことを公表した。自身も15日に37歳の誕生日を迎えることもあり、ダブルのおめでた。「37歳でも27歳くらいのメンタルでがんばります」と、『精神年齢マイナス10歳』を掲げた。J1通算最多出場記録更新も視野に入った守護神は、まだまだ中堅のつもりで公私ともに充実の1年にするつもりだ。
陽気に包まれたトヨタスポーツセンターで、グランパスの絶対守護神は風船や大きな首飾りなど、1日早い誕生日プレゼントを両手いっぱいに受け取った。ただ、お祝い事はそれだけではなかった。10日に第3子となる男児が誕生。体重約3000グラムで、母子ともに健康だという。
第3子誕生については「そういうのは恥ずかしい。変わらずがんばります」とコメントは控えめ。ただ誕生日については「37歳でも27歳くらいのメンタルでがんばります」と力強く宣言した。プロ19年間で酸いも甘いもかみしめてきたが、老け込む気はまったくない。
昨年500試合を達成したJ1通算出場試合数も、記録更新が見えてきた。13日の新潟戦で「508」となり、1位の甲府MF伊東の「511」まであと「3」に迫った。
早ければ5月6日のホーム仙台戦で記録更新となる。「緊張する。1番手は荷が重い」と苦笑いしたが、Jリーグのトップランナーとして、後進を引っ張っていく覚悟はできている。
昨年の誕生日はMF三都主の発案による奇襲を受け、卵まみれになった。今年はチームがオフの日とあってMF小川らは悔しがったが、楢崎は「そんなのやらせませんよ。スキは見せませんよ」とニヤリ。新たな家族とともに、平穏な誕生日を過ごせそうだ。 (宮崎厚志)
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