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【ゴルフ】視聴者の指摘でウッズ2罰打2013年4月15日 紙面から ◇マスターズ<第3日>
▽13日、米ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC(7435ヤード、パー72)▽晴れ、気温23度、弱風▽賞金総額800万ドル、優勝144万ドル▽61選手(うちアマ1人) 【オーガスタ(米ジョージア州)大西洋和】2度目の決勝ラウンドに進んだ石川遼(21)=カシオ=は、76と崩れて通算8オーバーの56位タイ。ショットが不調で8ボギー(2バーディー)と苦しんだ。ブラント・スネデカー(米国)とアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)が7アンダーで首位に並んだ。ルール問題で揺れたタイガー・ウッズ(米国)は4打差の3アンダー、7位タイから逆転優勝を目指す。 マスターズがタイガー・ウッズ(米国)のルール問題で揺れた。大会の競技委員会は13日、第2日のウッズの15番ホールについて「誤所からのプレーがあった」とし、2罰打を加えた。ホールアウト後のウッズのテレビインタビューを見た視聴者の指摘で問題が浮上。一夜明けてから本人から詳しい状況を聞いて2罰打を課す、異例の出来事となった。 焦点になったのは、2日目の15番パー5(530ヤード)。ウッズは1打目を右に押し出した。目の前には木、グリーンの前には池があるため、2オンをあきらめて2打目をグリーン87ヤード手前に刻んだ。そして3打目。ボールはまっすぐカップに向かったものの、直接ピンに当たる不運で、左手前の池に落ちた。元の位置に戻って打ち直したウッズは、ペナルティーの1打を加えた5打目でグリーンに乗せ、1パットのボギーとして次のホールに進んだ。 ウッズはインタビューで「地面がちょっと湿ってぬかるんでいた。だから、そこから2ヤード後ろに下がってドロップした」と発言した。ルールではドロップ場所を「できるだけ近くの位置で」と定めている。ウッズの措置は、これに反したことになる。 視聴者からの指摘で慌てた競技委員会は第3日早朝、ウッズを呼び出し事情聴取。ルールを説明されたウッズは「ピンに近づかなければいいと思った。間違った場所にドロップしてしまった」と認めた。 競技委員会は他の選手のプレーが始まってから、ウッズの処遇について「誤所からのプレー」として2罰打を発表。15番を「8」に修正した。視聴者からは、スコアの過少申告による失格でないか、との声も多かったという。委員会は「この措置は一昨年に追加した新ルール。選手がルール違反を認識しておらず、スコアカード提出後に事実が発覚した場合に適用される」と説明している。 PR情報
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