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Naruto 627 「Valley of the end」 spoiler
柱間 「だが何を目的とするかによって忍も変わってしまう……おれとマダラのようにな」
サスケ 「………」
黙り込むサスケ。 そんな彼に考える時間を与えるかのように、少し間をあけて柱間は再び語り始める。
―柱間の回想―
戦闘を終え、柱間はその場でガクンと膝をつく。 何とか立ち上がろうと試みるが体が言うことを聞かず、そのまま倒れこんでしまった。
もはや自力で立ち上がることもできないほど疲弊しきっていたのだ。
柱間(マダラ………)
柱間が倒れこんだその前にはマダラの亡骸があった。
穏やかな表情を浮かべ、死んでいったマダラを見て再び涙を流す柱間。
手を伸ばし、マダラの頬をそっとなでる。
「兄者!!!」
扉間の声が谷底に反響し、大きく響く。
倒れている柱間の元に扉間が慌てて駆け寄るが、隣に横たわるマダラを見て安心した様子。
扉間 「やっと終わったな…立てるか兄者?」
柱間 「無理だな…」
扉間 「手を貸すよ……」
そう言って柱間の肩を担ぐ扉間。 ここまでボロボロの柱間を見るのは初めてだった。
3人がいる谷底は、まるで自然災害でも起こったかのような規模だった。
扉間(一体どれほどの……)
改めてマダラと柱間の戦闘の激しさを思い知る扉間。 額には冷や汗が浮かんでいた。
「向こうだ!!」
さらに複数の忍が救援に駆けつけてきた。
忍たちの服には千手やうちはの家紋だけでなく、目新しい紋様もあった。 新しく木の葉の里の仲間に加わった忍たちだった。
忍A 「火影殿!!」
忍B 「すぐに医療部隊を呼べ!!」
忍たちはすぐさま柱間の元へと駆け寄ってくるが、そばにいるマダラに気を留める者はいない。 それどころか、マダラに対して露骨に軽蔑の意を示す者すらいた。
柱間 「…………」
マダラと語り合った日々のことを思い返す柱間。
森を切り拓き、里を一から立ち上げる……マダラはいつもその中心にいた。
里の入り口にある「木の葉の里」の看板も、名付け親であるマダラが彫ったものだった
柱間(その男は…お主らの恩人だぞ……!)
扉間 「兄者!!」
柱間は肩を貸していた扉間たちを振り切り、一人歩き始める。
柱間 「…どくんだ……!!」
忍A 「ひっ……!!」
マダラの遺体を乱暴に担ぐ忍に声をかける柱間。 その圧力に思わずびびりまくる若い忍。
すぐに遺体を柱間に引き渡す。
柱間(ぐうっ……!!)
限界をとうに超えた身体を奮い立たせ、マダラを抱く柱間。
お姫様抱っこでマダラを運んでいく。
扉間 「兄者!!」
「そいつは後で丁寧に運んでやる! まずは兄者の治療が先だ!」
柱間 「こいつこそが木の葉の里の生みの親だ…お前らが何と言おうとな……」
「マダラはおれが葬る」
扉間 「…………」
ゆっくりだが、少しずつ里に向かって歩みを進める柱間。
そんな柱間の姿を忍たちは無言で見守っていた。
………そして2日後、ほとんど全快していた柱間はすでに退院していた。
執務室内で、里を挙げたマダラの葬儀の準備をすすめる柱間。
だが目の前には書類が山積みだった。
葬儀に必要な手続きをあらゆる関連部署や団体が拒否していたのだ。
だが無理もないこと。 木の葉の里においてマダラはすでに”破壊者”というレッテルを貼られていた。
結果、柱間は必要な手続きを全て自分一人で進めなければいけない状況にあった。
コンコン…
ドアをノックする音。
「入るぞ!」
現れたのは扉間だった。
机に積み上げられた書類を見やる扉間。 すぐにマダラに関する者だと感付く。
扉間 「葬儀の書類か…?」
柱間 「……そうだ」
ふうっ…とため息を漏らす扉間。 だが意外な言葉を発する。
扉間 「…手伝うぞ」
柱間 「!!」
心の底から驚く柱間。 思わずペンを握る手が止まる。
扉間 「兄者の気持ちが分からんわけではないからな…」
「…それにこのままでは残されたうちは一族に非難が出るのは明らかだからな」
「里として対処せざるを得んだろう」
柱間 「そうだな…」
素直じゃない扉間の言葉だが、柱間にはうれしく響く。
…その日、書類の整理は二人がかりで夜中まで続いた。
場面変わり数か月後。 マダラが死んでいった谷底には大きな彫像が彫られていた。
片方の崖にはマダラが、もう片方には柱間が。
そこは終末の谷と名付けられ、木の葉を見守る象徴として祀られることになった。
以上、ナルト627話の嘘バレでした!!
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でも未確定…??
終末の谷の描写は間違いないだろうね。
それにしても話が進まないなーー
そろそろ戦争に行こうぜ岸本様
終末の谷かあ〜
完全に忘れてた
いつか本編でも、似たような話がでますね
これは本バレです!