相談センター・信愛塾では子ども達の間で国語の教科書を読む「音読」がとても人気があります。
自分流に作った音読カードを持ち、放課後音読大会になることもあります。
　昨年八月に来日した中国人の少年はたどたどしく、でも大きな声で元気よく読みます。そのそばでフィリピン人の少女が「ここはこう読むんだよ」と「モチモチの木」を優しく教えています。大きな声で読むととても気持ちのいいものです。
相手の気持ちになって読む、主人公はどんなことを思っているのかなと考えてみる等、様々なことに気づいてくれているみたいです。日本語がうまくしゃべれるわけではなく、勉強や学校が好きではなく気持ちも揺れて、言葉も揺れ動いている子ども達です。　でも相談センター・信愛塾に来るとみんなはじけてしまいます。
　ひとりでイスにふんぞり返りなにやら大声で叫んでいる子、給食袋を黙々と縫っている少年、マンガを読みながら日本語の意味を聞いてくる小学生、近所の公園でサッカーに夢中になり泥んこ靴で教室に入ってきて、スタッフに注意されている少年が中国語で真剣に言い訳をしています。その隣で赤ちゃんを抱いたお母さんが息子に宿題を早くするようタガログ語でやさしく言っています。　
　中国語、韓国語、タガログ語、日本語、英語と様々な言葉が飛び交い、様々な思いを懐いた者達が交流する場。そうです、ここは何でもありの自由空間なのです。大人も子どもも相談センター・信愛塾という自由空間を共有しているのです。
皆さん一度のぞきに来ませんか？お待ちしています。　　　　　　信愛塾へ（地図）

　

★在日外国人子どもたちの「居場所」づくりと教育・生活相談・「支援」

かながわボランタリー推進基金２１の助成を受けて、在日外国人の子どもたちが学びとふれあいと交流の中で自分の「居場所」を見いだし、学校や生活環境の中で生じるストレスや悩みを受け止める活動、子どもたちが学び続けられるよう相談活動を通しての教育・生活の「支援」活動などを行っています。

　

〜　信　愛　塾　の　風　景　を　ご　紹　介　〜

ここが相談センター・信愛塾

子どもたちへの読み聞かせ

　狭い事務所内での打ち合せ

　

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