ニュース詳細
南北10キロの断層動いたか4月14日 18時44分
K10039078211_1304141924_1304141954.mp4
13日に兵庫県の淡路島で震度6弱の揺れを観測した地震について、政府の地震調査委員会は、地下でほぼ南北に延びるおよそ10キロの断層がずれ動いて起きたという分析結果をまとめました。
政府の地震調査委員会は14日、専門家など19人の委員が出席して臨時の会合を開き、13日に淡路島付近で起きたマグニチュード6.3の地震の観測データを分析しました。
その結果、今回の地震と余震の震源の分析から、地震を引き起こしたのは深さ15キロ前後の地下で、ほぼ南北に延びる長さおよそ10キロの断層と推定されるとしています。
この付近には、阪神・淡路大震災を引き起こした兵庫県南部地震の「野島断層」をはじめ、数多くの活断層の存在が知られていますが、地震調査委員会は、これらの活断層と今回の地震の断層との関係は分からないとしています。
記者会見した地震調査委員会の本蔵義守委員長は、「今回の地震が兵庫県南部地震と全く関係ないとは思えず、誘発された地震や、広い意味での『余震』という考え方がある」と説明しました。
そのうえで本蔵委員長は、「今回のようなマグニチュード6クラスの地震は西日本の広い範囲で起きている。日頃からこのクラスの地震はどこでも起きるという認識を持って、防災に役立ててほしい」と述べました。
[関連ニュース]
[関連ニュース] 自動検索 |
[関連リンク] |
|