スパーリングを公開した村田(左)=東京練馬区・三迫ジムで(竹下陽二撮影)
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ロンドン五輪ボクシング男子ミドル級金メダリストの村田諒太(27)=三迫=が13日、東京都練馬区の所属ジムで、プロ転向表明後初の練習を公開した。
相手を務めたのは東洋大の1年後輩で、日本スーパーライト級王者の小原佳太(三迫)。軽くパンチを交換する「マススパー」だったが、階級も下である小原は「村田さんとは実力の差がありすぎる。明日、世界が終わるのじゃないと、本気でできない。軽いスパーでも倒される。プロに向いてるかどうかじゃなく、間違いなく強い」と絶賛した。
プロモーションやマッチメークで全面協力する帝拳ジムの浜田剛史代表も「大変楽しみ。アマであのボディーを打てる選手はいない。どこを直すと言うより、長所を最大限に伸ばしてやりたい」と語った。
フジテレビが井上尚弥のプロ第3戦を生中継する16日には、同番組で村田のプロテストも生中継される。対戦相手選びが難航していたが、この日、前日本ミドル級王者の佐々木佐之介(25)=ワタナベ=に決定。「倒してやると言ったら、失礼になる。胸を借りるつもりでやる」と村田。テレビ関係者も「魅せるプロテスト。ガチンコになる」とキッパリ。KO決着必至の事実上のデビュー戦になる。 (竹下陽二)
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