WBC:日本3連覇逃す プエルトリコに敗れ 準決勝
毎日新聞 2013年03月18日 13時59分(最終更新 03月18日 14時18分)
【サンフランシスコ小坂大】野球の国・地域別対抗戦、第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は17日(日本時間18日)、当地のAT&Tパークで準決勝が行われ、日本(2次ラウンド1組1位)は、初めてベスト4入りしたプエルトリコ(同2組2位)に1−3で敗れて決勝進出を逃し、3連覇はならなかった。
日本は今大会2勝の前田健(広島)が先発。制球に苦しむ前田健が一回に先制点を許すと、七回には2番手・能見(阪神)が2ラン本塁打を浴びた。打線は終盤になって反撃を見せたが、及ばなかった。
準決勝の残る1試合は18日(日本時間19日)に、決勝は19日午後5時(同20日午前9時)から同球場で行われる。
◇日本、プエルトリコ投手陣を攻めあぐね
プエルトリコは一回、2四球で2死一、二塁とし、アービレイスの中前適時打で1点を先取した。
日本は四回、1死から井端が中前にチーム初安打。内川の一ゴロで2死二塁としたが、阿部が投ゴロに倒れた。
プエルトリコは五回1死二塁で中田に2球投げたところで2番手・デラトーレに投手交代。日本は一、二塁と好機を広げたが、稲葉、松田が連続三振に倒れた。
日本は六回、2番手・能見が登板。
日本は六回、2死から内川が左中間へ三塁打を放ったが、阿部が代わった3番手・セデーニョの前に空振り三振に倒れた。
プエルトリコは七回、無死一塁からリオスが左越え2ランを放った。
日本は八回、鳥谷の右中間三塁打と井端の右前打で1点を返した。さらに内川の右前打で1死一、二塁としたが、阿部の打席の時に内川が飛び出して2死となり、阿部も二ゴロに終わった。
プエルトリコが逃げ切り、日本は3連覇に手が届かなかった。