『患者よ、がんと闘うな』『がん放置療法のすすめ』
『医者に殺されない47の心得』……。30年以上にわたり、
慶應大学病院での診療と、執筆を中心に
がん治療の啓蒙を続けてきた
近藤誠の公式ホームページです。
がんと告げられた患者・家族は、大きな疑問を抱えます。
主治医が勧める手術や抗がん剤治療を受けて、本当に大丈夫なのだろうか、と。
しかし別の病院でセカンドオピニオンを得てみても、結論は変わらない。
疑問を抱いたまま治療のレールに乗せられ、あとで「こんなはずではなかった」──日本で、何百万回も繰り返されてきた光景です。
私は、日本で行われている「固形がん」の、手術や抗がん剤治療の大部分は、やらない方がいいと考えています。
実際に、がん放置を希望した150人以上の胃がん、肺がん、前立腺がん、乳がん、子宮がん等の患者たちを、23年以上にわたって診てきて、確信を得ました。がんは、苦痛等の症状がないかぎり、治療をしないでおくことが、生活の質を保ち、できるかぎりの長命を得る秘訣だと。
そしてこのたび、セカンドオピニオン外来を開設しました。
2012年に『がん放置療法のすすめ 患者150人の証言』(文春新書)、『医者に殺されない47の心得』(アスコム)を上梓したところ、50万部を超える支持をいただき、慶応大学病院の私の外来の初診予約が、大変入りにくくなっています。
せっかく診察できた方々にも、十分な相談時間をさくことができない状況です。
一方、私は2014年の3月に定年を迎えるので、その後はがん研究所を設立し、がんの研究や執筆に一層専念する予定でした。
しかし必要に迫られて1年早く「近藤誠がん研究所」を立ち上げ、緊急避難的に、休日を利用してセカンドオピニオン外来を開くことにしました。
東京「青山劇場」裏手の当研究所で、不定期に行います。完全予約制です。
診療情報や画像などは、なんでもお持ちください。パソコンで開く画像データ(合計7MBまで)は、事前に郵送か添付メールしてください。慶應病院の経験では、開けないこともあります。
セカンドオピニオン料金は国立がん研究センター、がん研有明病院に準じます。
自由診療なので、時間のかかるご相談や、今までは保険診療上の制約からお断りしてきた家族のご相談などもお受けできます。充実したセカンドオピニオンになるよう、ご質問をたくさん用意して、いらしてください。