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とりあえずヒロイン(と言っても、このまま退場なら、ショーコは主人公覚醒のための舞台装置でしかない単なる駒で≠ヒロインだが…)を殺しておけば視聴者は驚くだろうし、主人公が戦う動機付けも楽に出来て一石二鳥的な安直な展開と、もし一方的に殴られたら殴り返すのが正しいんだと言いたげな右的思想の押し付けが鼻に付くのがきつい。戦闘シーンだけなら、さすがサンライズだけに今期のロボ物の中では一番良いんだけど…。
ひねくれぼっち八幡、正しすぎて孤独なゆきのん、空気を読んで周囲に合わせてしまうガハマさん、と、スクールカーストにおける三者三様の立ち位置を明確にするAパートと、中二病で勇者王でワナビな自称剣豪将軍・材木座のライトノベル寸評会…と言う名の自虐メタネタBパート。やはり八幡と平塚先生のコントを見てると一番お似合いに思えてくる。さりげなく机の上にラーメンの割引券があったので、そのうち平塚先生のラーメンネタが来そうな予感。Aパートの女同士の微妙な距離感とギスギス感は胃にくるな(笑)。そして、某夜空さん(の中の人)が友達たくさん金髪リア充になっていた…。金髪縦ロールギャルでクラスの女王様・三浦が言うところの友達()に対して、ゆきのんが正論を叩きつけてくれたのは、胸がすっとしたわ。三浦や葉山らリア充組は、八幡たちの立場と物語の根幹上避けて通れないキャラ達になってくるので、ただのサブキャラだと思わない方が良い。葉山が仲裁しようとして、ゆきのんがそっぽを向いたのとか、わかりやすい伏線だし。材木座は原作だとひたすらただウザいキャラだったのに、アニメ版はテンション高くて笑えたわ。中の人の功績大だけど。しかし、大事なのはイラストだからという八幡のセリフが、このアニメ版の作画が微妙なので余計自虐的な感じに…。次回は1巻ラスト、メインヒロイン(?)戸塚回。アニメ誌のあらすじによると、どうやら4巻より先までやりそうな感じだけど、そんなに駆け足で消化しちゃうの?
最終的には『復讐なんて虚しいだけ』と言うありきたりな結論に辿り着く事はあっても、ガンダムなんて正にそんな事の連続だし、Cパートでは説教垂れた張本人が殺した筈の相手にやり返されると言う皮肉まで味わっているのは右翼的な思想の押し付けとは程遠いと思いますが・・・
少なくともアレ見てどちらかが正しいとか思わないし、どっちかと言うと自業自得と受け止めますね。
ただ見てる側に舞台装置を舞台装置と思わせない工夫は必要だとは思います。
現在の日本の領土問題と被せたりとか、そういう所はあからさまであざといな、とは思いました。
そこをわざわざ声に出して言っちゃうのが何だかなあって感じです
殺した筈の相手にやり返されるという皮肉に関しても、違う答えを導き出したわけでは無く、
殴られたら殴り返す理論に沿ってしまってるので…