ＢＰＯ、関西テレビのニュースを審議　

　関西テレビ（大阪市）の報道番組「スーパーニュースアンカー」が内部告発者の証言を報じた際、別人の映像を使った問題で、放送倫理・番組向上機構（ＢＰＯ）の放送倫理検証委員会は１２日、「報道は真実を伝えるため最善を尽くすべきで、放送倫理違反は明らかだ」として、番組を審議対象とすることを決めた。

　番組は昨年１１月３０日に関西ローカルで放送。大阪市職員の兼業の実態を扱ったが、証言者に撮影を断られ、スタッフの後ろ姿の映像にモザイクを掛けて、声を変えた証言者本人のインタビュー音声とともに放送した。