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プロ村田 日本人最重量ライトヘビー級も

会見後、笑顔でファイティングポーズを取る村田(撮影・河野匠)
会見後、笑顔でファイティングポーズを取る村田(撮影・河野匠)

 ロンドン五輪ボクシング男子ミドル級金メダルの村田諒太(27)が異例ずくめの環境で「プロでも金」を目指す。12日、都内のホテルで会見し、プロ転向を正式表明。五輪金メダリストとして日本人初のプロ世界王者になることを目標に掲げた。所属先は三迫ジムに決定し、かつ帝拳ジムも練習環境やマッチメークを担当する異例のサポート体制も決まった。また16日、8A級(8回戦以上)ライセンスのプロテストを受験し、その模様がフジテレビで生中継される異例のプロスタートを切る。

 都内ホテルの「ゴールデンの間」で会見に臨んだ村田は、よどみない口調で宣言した。テレビカメラ12台のレンズが向けられた壇上で起立すると「五輪金メダリストで、プロの世界王者という日本で初めてのことに挑戦したい」と表明した。64年東京五輪バンタム級金メダルの故桜井孝雄さん以来、48年ぶりとなる金メダリストのプロ転向。「もう金メダルは(対戦相手にとって)おいしいエサでしかない。ボクは常に勝っていくしかない」と強い決意をにじませた。

 ミドル級は世界の激戦区とされる。95年12月、竹原慎二がWBA世界ミドル級王座を獲得後、約17年間も日本人王者はいない夢の階級。中量級以上は日本人にとって厳しい「世界」だが、村田は1階級下のスーパーウエルター級からミドル級、スーパーミドル級、2階級上のライトヘビー級まで挙げ「ボクの減量できる体重から、戦える上の階級まで全部考えている」と4階級を視野に入れた。

 そんな「日本ボクシング界の至宝」の大きな夢を実現するため、異例の協力体制が敷かれた。村田の会見には所属先の三迫ジム・三迫仁志会長(79)に加え、帝拳プロモーション・浜田剛史代表(52)も同席。桜井さんと同じ三迫ジムに所属する村田は、海外に広いネットワークを持つ帝拳ジムに練習環境やマッチメークの支援を受ける。ジムの垣根を越えるサポート体制は異例中の異例。三迫会長は「帝拳さんとは先代からの付き合いがありますから」と全幅の信頼を寄せる。浜田代表も「日本では練習相手もおりませんので海外で練習することも考えています」と明かした。

 16日、東京・後楽園ホールで受けるプロテストはフジテレビ系で生中継される。プロデビュー戦前から注目度は抜群。重圧もかかるはずだが「自信というのはこれからつけていくもの。今の時点で100%の自信があるかといえば、はっきり言ってない。ただ自分にできないと思っていない。自分にできるものだと思って挑戦します」。日本の期待を背負い、大きな夢を抱き、27歳からの挑戦が始まる。【藤中栄二】

 [2013年4月13日9時38分 紙面から]

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