|
|
ぼくには、一戸建ての家を手に入れることができたらやってみたいことがある。自分でバルコニーを作ってみたいのだ。
住宅街を歩いていると、しばしば「あ、あれ自分で作ったな」と思わせる手作り感あふれるバルコニーを見かけるだろう。見かけるよね。あれ、いいよね。 とくに一戸建てに憧れがあるわけではないが、あれはうらやましい。いまのところ一戸建てを買えるような人生は送っていないのだが、万が一のその日のために視察をしておこう。世間の「後付けバルコニー」を。 > 個人サイト 住宅都市整理公団 「おいおいだいじょうぶか」っていうのが魅力学生の頃「カメラなんてものは分解して自分好みにカスタマイズしてなんぼだ!」と言っていた先生がいた。いま思い返すとあれはただの先生の自慢だったのではないか。
当時は機械式のフィルムカメラが主流だったのでそういうことも可能だったのだと思うが、いまはどうだろう。 これはかなりのDIY後付け!何がいいって、バルコニー部分もさることながら、手前右の半透明波板で覆われた部分増築っぷりがいい。そして雨樋が空中へ!水道橋みたいになってる。
で、そういうカスタマイズの行き着いた先は「自分で家を増築しちゃう」だと思うのだ。インテリアのカスタマイズじゃなくて、増築。
これもかなりいい感じのDIY風後付けバルコニーだ!
というか、バルコニーだけでなく全体的に増改築のパッチワーク!
この家のプラモデルがあったら買う!(大きな画像でご覧になりたい方はこちら)
家の増築がカメラのカスタマイズよりそそるのは、もちろん大きいっていうのもある。さらに言えば、構造があって、人を支える必要があるって点にぐっとくる。しかも風雨にさらされる。そしてもしかして法律にも左右される。
これもバルコニーだけでなくその周辺全体がDIY増築の雰囲気。どうやらDIYはDIYを呼ぶらしい。DIYスパイラル。
ようするに家をいじるのはたいへんだ、ってことなんだけど、世の中には「おいおい、だいじょうぶかよ」というものがときどきある。そういうのを見ると「あ、いいんだ」って思う。安心する。ぼくにもできるかも、とね。
とくにこれには励まされた。
ツリーハウス的なたたずまい。ハウルの動かない城、みたいだ。
で、増築の中でもバルコニーを作るっていうのは難易度的にちょうどいいと思うのだ。「居間を増築する」「風呂場を増築する」に比べると、カジュアルに増築できる気がするというか。
その手軽さが手伝ってか、世の中には後付けのバルコニーがたくさんあるのだ。 そんな後付けバルコニー、略して「後バ」を見ていこう。
|
|||||||||||||||||||||||||||
|
| ▲デイリーポータルZトップへ |